○人物紹介⑴○
今後、登場人物が多くなるので、人物紹介を付けました。
《レヴィシア=カーマイン》 age:16~
「レジスタンス活動家だった父の遺志を継ぎ、自らもレジスタンス組織『フルムーン』を立ち上げる。基本的には活発で、直情的な性格をしている。年相応の無邪気さと危うさを持つ少女」
《ユイ》 age:22~
「レヴィシアの父の死後、レヴィシアを守って来た、落ち着いた物腰に長髪長身の青年。組織の戦闘員で弓の名手。彼女に対し、服従に近いような接し方をする」
《ザルツ=ナーサス》 age:20~
「レヴィシアにとって、兄のような幼なじみ。組織の参謀。レヴィシアに甘くなりがちな組織の中で、厳しい態度で接するように心がけている。眼鏡がトレードマーク」
《プレナ=キート》 age:19~
「レヴィシアにとって、姉のような幼なじみ。ショートカットの美人。ザルツに叱られたレヴィシアを慰めてくれることが多い。レヴィシアと再会するまで、ザルツと行動を共にして来た」
《レブレム=カーマイン》 故40
「レヴィシアの父親で、最も勢いのあったレジスタンス活動家。志半ばで討たれる」
《ルテア=バートレット》 age:16~
「レブレムの親友、ホルクの一人息子。レジスタンス組織『イーグル』を結成している。子供の頃は女の子のような見た目をしており、よく泣いていた。子供扱いされることが何より嫌い」
《ホルク=バートレット》 故38
「レブレムの親友の行商人。レジスタンス活動に参加するも、仲間を逃がすために犠牲となり、死亡する。家族を巻き込まないため、家族から離れて活動に参加していた」
《ロイズ=パスティーク》 age:43~
「レジスタンス組織『ゼピュロス』を結成し、成果を上げるが、仲間の裏切りにより投獄される。基本的には穏やかで、父性を感じさせ、年若い者に慕われていた」
《エディア=メデューズ》 age:18~
「病み付いた母を看病する少女。たまたま通りかかった場所で、レヴィシアたちの活動を目の当たりにする。命を軽く扱うような暴力が嫌いで、レジスタンス活動に嫌悪感を示す」
《ラナン=バートレット》 age:32~
「ホルクのいとこ。外見もホルクに瓜二つ。ルテアが小さな頃から、留守がちだったホルクよりも近くで、ルテアとその母を気にかけてくれていた。ルテアの保護者的な存在」
《サマル=キート》 age:20~
「プレナの兄で、ザルツの親友。一年ほど前に姿を消し、ジェイドと名乗ってルテアたちとレジスタンス活動をしていた。相手を警戒させず、情報収集を得意とする。極度のシスコンのようだが……」
《リッジ=ノートン》 age:19~
「『ゼピュロス』のリーダー補佐。ロイズに心酔している。いつも笑顔をたやさないが、周りがハラハラしてしまうような言動も多い」
《クオル=マクローバ》 age:7~
「両親が『ゼピュロス』のメンバーであり、子供ながらに手伝っている。女の子が大好きで、わざと子供らしく無邪気に振舞ってかわいがってもらうという、したたかな子供」
《シェイン=マクローバ》 age:29~
「クオルの父親。『ゼピュロス』のメンバーで、傭兵でもある。よく息子にひどい扱いを受けていて、同レベルのけんかをしている。隣国キャルマールより、一年前に家族で移住して来た」
《アーリヒ=マクローバ》 age:29~
「クオルの母親。『ゼピュロス』のメンバーで、医者でもある。さばさばとした性格の姉御肌の人。シェインもクオルも、彼女には頭が上がらない」
《フーディー》 age:81~
「『ゼピュロス』の最長老。人をからかうのが割と好きな、少年の心を残したおじいさん。若者に囲まれつつ生活しているため、まだまだ元気」
《ティーベット》 age:39~
「レブレムの後輩。レジスタンス活動に身を投じたが、レブレムの死後、組織が瓦解した後は、残党狩りの手を逃れつつ、『ゼピュロス』に参加する。難しいことにはこだわらない、義理人情にうるさい巨漢」
○地名○
【ネザリム】 王都
「城を囲むように、城下に一番街~三番街に分かれる。一番街は一等地で、貴族の邸宅が多い。城に続く城門へは、一番街からしか行けない造りになっている」
【エイルルー】 町
「王都ネザリムからクォート川(ケイゼル橋)を越えた場所に位置する。鍛冶師の多い町」
【トイナック】 町
「昔は織物産業で栄えたが、交通の便が悪いため、今では廃れつつある町。人口は村と言ってもいいくらいに少ない。『イーグル』のアジトがあった場所」
【ルイレイル】 町
「周囲を堅牢な外壁に囲まれた、中規模の町。とある貴族の領地。『ゼピュロス』の残党が隠れ住んでいる」
【ヴァンディア監獄】 監獄(丘)
「国内最大の監獄。丘の上に位置し、前方は平原、他の三方は海に囲まれている」
【ギール】 町
「監獄に最も近い町。傭兵の出入りが多く、荒んだ空気を持つ」