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不器用社長  作者: sde
3/3

仮病

りかが来て1週間が経ったが、社長は相変わらず早朝から出かけているようだった.朝リカが

起きるとリカは「あれ?社長居ない…」と思っていたが、朝食ができる頃には、いつも現れ会社に向かっていた.一緒に住んでいることが会社にバレないようにするため社長とリカは違う時間に出勤していた.会社に向かう車の中で社長は、「会社に一緒に行けないのがなぁ」と思っていた.

そんなある日の朝。リカが起きると隣には社長が眠っていた.リカは「え?なんでいるの!?いつもならいないのに!!」と驚いていたが、リカは「とりあえず朝食作らないと…」と思い朝食の準備をした.

しかし、社長はなかなか起きてこなかった。

リカはベッドのところに行き「社長、朝ですよ…起きてください!」と言った。すると社長は、「うう…」とうめき声を上げた。リカは「社長大丈夫ですか?」と聞くと社長は「気分が悪い…、熱があるようだ…」と言った.

リカは「え?そうなんですか?じゃあ熱を測りましょう」と言い熱を測った。

体温は37.9度だった.

リカは「は!高熱!早くお医者様に見てもらわないと!…て言うか…」リカは我に帰り「あの、社長今日はお仕事お休みされるでしょうけど、会社にはどうお伝えしますか?社長の部屋に寝泊まりしているのを言うわけには…」と言うと社長は素早く起き上がり「そうだな、じゃあ自分で電話する」と言い電話をかけた.

神岡化粧品会社事務所にて.プルルル…プルルル…「こちら神岡化粧品会社事務所です」社長「あ、俺だ。風邪引いたから休む。じゃ!」ブチっと電話が切れた.秘書「え、あっ、ちょっと!」女性秘書「どうしたの?」男性秘書「社長から電話だったんですが、今日、風邪で休むって…」「はぁぁぁ!?」

リカは「あっさり!?」と思った.リカは「朝食はどうなさいますか?」社長は、「いる!」と即答した.リカはすぐに粥を作りじゅうぶん冷やしてから食べさせた.リカは「すぐにお医者様が来られますから指示に従ってください。では」と言い立ち去ろうとした時リカは腕を掴まれた。リカは「え?」と思い振り返ると社長は、「そばにいて欲しい…」と言った.リカは「申し訳ありません今日は外せない仕事があるので…大丈夫ですよ、優しい看護師さんも来られますし。ね?」と言うと社長は腕を離し「わかった」と言った.

リカは社長の部屋を後にし会社に向かった.

リカは仕事をしている最中ずっと社長のことを考えながら仕事をしていた.

リカは仕事を終え、部屋に入った.

社長のところに行きリカは「社長、ただいま帰りました。お加減どうですか?」と言うと社長は「ゲホゲホ」と咳をした。

リカは「社長お薬は?」社長は「粉薬飲めないんだ…だから飲んでない」リカは「えー!飲まないと治りませんよゼリーに包んでもダメなんですか?」社長「飲めない…」リカは「はぁ?ふざけんな!老人でも子供でも飲めるものだぞ!おい!」と思った。

リカは薬を取り水を汲んで社長に薬を無理やり飲ませた.リカは「これで風邪治りますからね?」と言うと社長は、「!!」と思い眠りについた。


次の朝。

リカは「社長起きてください朝ですよ」社長「う、うん…」リカは「お加減どうですか?お熱を測りましょう」と言い熱を測ると平熱だった.リカは「社長、平熱でしたので今日は会社行きましょうね」社長は、「ガーン」と言いショックを受けた.

リカは「朝食どうぞ」社長「いらない、仕事行きたくない…」リカ「まぁ、そんなこと言わずに食べてください皆さん社長のこと心配してましたよ?食べてください」と言うと「仕事行きたくないブツブツブツ…」と言いながら朝食を食べ支度をした.

会社の事務所のドアを開くと秘書「おはようございます、社長」秘書「社長元気になったんですね」社長「ああ、そうだ。心配かけてすまなかったな」と言い席についた。

午前11時。社長「なぁ、みんなのことを名前で呼び合わないか?「え?今さらなんですか?」「そうですよ」

「ん?この本に名前で呼び合うことで特別感が生まれるらしいぞ」「へぇーそうなんですか…て言うか、本読みすぎでしょ!」

社長の机にはずらりと本が並べてあった.

社長「なぁ、リカちゃーん?それともリカがいい?」「話聞いて」「あーそう言うこと」

「リカがいいです」「え!?」「おーそうかそうかリカ、外回り行くぞ」「はい、ただいま」ガチャン。

「何あの2人!?」

社長「ふふ〜ん、ふふふんふん」リカ「社長ご機嫌ですね」「ああ」

社長は心の中で「俺さすがだな。だがもう少し甘えたいな」と思いうーんと考えて「そうだ」と何かを思いつきニヤついた。

へつへつへつへっへ…。


3日後の朝.

リカが起きると隣には社長が眠っていた.「珍しいな」と思いつつ朝食を作ることにした.料理をテーブルに置いたが社長は起きてこなかった.

理科は寝室に行きカーテンを開けた.「社長起きてください」と言い社長の体を揺さぶった.

だが、社長は起きなかった.

すると社長は起き、「あ!社長?」

「頭が痛いんだ」「な!」

「熱を測りましょうね」社長は体温計を手に取り布団の中に潜りゴソゴソし始めた。

そして、リカに体温計を渡すと「39.4度」と言い「今日は私が会社休みなのですぐにお医者様を呼びましょうね」と言い医者に診てもらった.

医者「熱を測りましょう」「36.7度ですが…」「え!そんなはずは…」

「まぁ、今日は安静にしましょう、では」と言い部屋をあとにした。

リカは「はぁー」とリカはため息をついた。


昼12時。

リカは手を止め「あ、もうこんな時間.お昼は…そうだ!おうどんにしましょう消化にいいわ」と言いうどんを作った。

リカは「社長お昼ですよ!」言うと社長は起き上がった.「あーん」と言われ、社長は口を開いたが「リカ、俺、猫舌…」と言うとリカは、はっ!として「ああー、そうでしたね…あらどうしよう。しょうがない、冷やしにするか」と言い冷やしうどんを作った.社長にリカはうどんを食べさせた。リカは「はい!お薬の時間ですよ」社長は「な!」と言い青ざめ「俺、平熱だからいらない、いらない…」と言い首を振ったが、リカは無理やり飲ませた。


夕食時。

リカは「うーん、夕食は何がいいかしら?お粥でいいかな?」と言いお粥を作った。

リカはじゅうぶん冷ましてからお粥を食べさせた.



次の日の朝。リカは朝食を作った.社長のところに行き社長を起こして朝食を食べさせた.

社長「仕事行きたくない…」と言い青ざめていた.

リカは「そんなこと言わずに一緒に会社に行きましょう」「なぁ、リカは仕事に行きたくないことあるか?」「え?うーん、そうですね、私はまだ仕事に慣れてないので頑張りどころですかね?」「そうか、そうだったな」と言ったがベッドに潜り込んだ。

リカは「ちょっと社長!何してるんですか!社長!」といい体を揺さぶったが、社長はびくともしなかった.

リカは「もう!知りませんからね!」と言い部屋をあとにした。

会社にて.「社長、どうしたんですかね?」「こんなことなかったのに…」「仕事溜まる一方なのにね」と言っていた.


1週間後。

社長は熱を測る時布団の中でゴソゴソしていた。「絶対に仮病使ってる!」と思って「社長、起きてください!」と言い布団をぶんとった。社長は体を縮め、「寒い…」とカタカタ震えていた.「ほら、起きて!」「ムリ、ムリ、ムリ」といい布団を取って寝た.

次の日も次の日も同じことをした.

さらに1週間後「社長、起きてください」「仕事行きたくない…」リカは頭に来て「いい加減にしてください!」と言い社長をガシッと掴み、社長「え?」リカ「とうりゃーーーー」と言い社長を投げた

社長「ひぇーーーーーーーーー」と言いイスにすっぽりハマった。Just fit!

「はい、朝食ですよ」「い、いただきます…」と言い食べたが社長はベッドに戻った.

「社長、流石に仕事行かないと会社傾きますよ?」「ああ…なんとかする…」

「知りませんからね!」


そんなある日の朝、医者に詳しく診てもらうことになった.「そうですね、異常は見つかりませんでした。しかし、坊ちゃんは体が弱いところがあります」「え?そうなんですか?」

「はい。小学生の頃そのせいかわかりませんが駄々をこねたことがあります。あとは本人次第ですね。では」「ありがとうございました」

「社長…」社長は寝息をたてぐっすり眠っていた.

1ヶ月後。

「社長、起きてください」「んあー」と言い起きたが寝ついた。

「社長、また投げますよ?起きて〜」「ひぃー〜ー」「行きたくないよー」「ダメです今日こそは仕事行きますよ!」「ほら早く!」

会社にて。

リカ「おはようございます」社長「ちっす」と言い事務所に入ると「え?社長もう大丈夫なんですか?」「わぁ〜よかった生きてて」

「勝手に殺すな」「社長」「社長」

「もう大変だったんですからね?電話ひっきりなしだったんですよ?それから仕事たんまり溜まってるのでお願いしますね!」どーん!

午前11時。「よし!終わった!あー腹減った」

「え!あれだけあったのに半日もせずに終わったんですか?」」ああ」

「さすがだろ俺…」「ドヤ顔で言わなくても…」「ほんと呆れる」

午前12時。

「絵?なんでわんこそば?」「あ!はい!いつも熱々だと怒られるんで!」「て言うかいつ読んだの?」「あー、でも食べてるんで!」




つづく

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