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隻腕の女神  作者: りむ
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-章間-


4000年前天から1人の女神がナラクに降り立ち20の島を創造した。天と地の間の世界、サンサーラと呼ぶ。

それまで人々はナラクの地でただただ魔物に蹂躙されていた。女神は天から哀れに思い人々を救うために降り立った。

サンサーラでは、女神を敬い一つの宗教が誕生した。

女神ジーヴァを一神教とするジーヴァ教。ジーヴァは生命を意味し、ここから人類の歴史は誕生した。


――――――――――――――


20ある島の中で一番大きな島では国家が誕生した。生きていく地はできても、秩序や統率を持って人々は生活していかねば争いを生む。


女神の血統を受け継ぎ、代々人々を統率する王がいる。カル国現国王、パーシャーナ・ラージャ。

ラージャ王は、焦っていた。


軍をあげてナラクの地に赴きヴァジュラを回収していたが、年々兵の統率が悪いのか、魔物が強くなって来ているのか、ヴァジュラの数が足らなくなってきた事。そして、ヴァジュラが少なくなると農作物の量も減り物価が上がってしまう。

通貨の価値が下がると、政治の流れも悪くなる。

国民からの支持も低下していく。


「このままではいけない…このままでは…やはり建国から何千何百年と経つ。創始の時代の女神の血が薄まっているからだ…私のせいではない…!女神の血…あぁ!女神よ!?」


ブツブツと呪詛のように悶え頭を抱えている王を王子ラピスは冷ややかに見つめる。


「王よ…!やはりあの預言を今こそ行うべきではありませんか?」

宰相が王に進言する。


「うぅむ、そうだな…世迷言と思っていたが、一向に解決せん。これはもしかしたら真実になりうるかもしれぬ。サンサーラ、10の島全てに軍を進めよ!必ず生捕りにせよ!」


赤き瞳の忌み子を!――と王は高らかに命令を放つ。

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