Ⅷ
届いてるかな
愛する人へ おめでとう。
砂浜に描いたハート
夕凪の優しい波にかき消され
キラキラ光る水面 魚が跳ねる
「君になれたら......」
なんて陽の沈む陸地を望み笑う
哀愁の風
秋を飛び越えてきた様な冷たい風が頬を撫でる
きっと世界がひっくり返ったとしても
変わらない想い 胸と身体を縛り付ける
離れられないのに離れてる
逢えばそれは終わりの始まりで
チクタクと無情の針は休まない
砂浜にぽとり
落ちる雫は吸い取られ
2つの真実を紅に染めるだけ
今宵も共に過ごせない
惰性の様な時の中
甲斐性なしがただ一人 ただ一人 佇むだけ
最後までありがとうございました。また機会がございましたらよろしくお願い致します。
でわでわ。修凪(お辞儀)