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心が見えても泣いていた  作者: 天羽てんぱ
3/3

~第三話~



 教室につき、席に座り始業のチャイムを待ちながら教室を見渡していると一つ気になる心があった。薄めの灰色に球のような形の心だった。その子の名前はわからないが、凄く兄に近い心だなっと思った。でも、何かが違う。何が違うかはわからないけれど。兄との心と比べて考えるとその子の心は抽象的に思える。気のせいかもしれないが。ハッキリ見えない感じだ。心がはっきり見えないのは初めてですごい不思議な気分だと思いながらその子を見ていたら何故かにらまれてしまった。何故だろう。やはり不思議だ。


 始業のチャイムが鳴り先生の自己紹介が始まった。名前は「遠藤 敦」といい担当教科は国語のようだ。次に生徒の自己紹介が始まった。気になった心の子は「佐藤 日葵」というらしい。クラス全体の自己紹介が終わり。一限目の終わりを知らせるチャイムが鳴る。二限目は体育館で学年集会なので急いで行くことにする。二限目が終われば今日はもう下校だから帰ったらゲームしようと考えていた。

 

 学年集会が終わり。下駄箱で靴を履こうとしてたところで服部兄妹に声をかけられた。

「なんで先に帰ろうとしてんだよ!」

「そうよ!まってなさいよ!」

 そう言われてびっくりしていると

「ほら!靴はいて帰るよ!」

 と二人同時に怒鳴られた。

今日はよく人を怒らせる日のようだ。




~続く~

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