球技大会の後、日常にて
お昼ご飯を作り終えて七海を起こそうと部屋に向かうと、眠そうな目を擦りながら七海が部屋から出てくる。そして俺に向かって歩いてきて、そのままゆっくりとぶつかる。
そこで俺の胸元あたりに額をグリグリすると、
「なんでぇ…。起きた時…一緒に起こしてくれなかった…の?」
まだ寝ぼけているのか、あまり舌が回らない様子で話しかけてくる。
「七海が幸せそうに寝てたからこれは起こしちゃいけないなと思って、起こさなかったんだ。今、ちょうどお昼ご飯できたから起こそうと部屋に向かうところだったんだけど、一緒にお昼食べない?」
「んふ。食べるぅ〜」
七海はにへらと笑って俺の背中に手を回す。そのまま、彼女は寝ようとしたので。強引に七海を剥がした。
「んあっ」
「ほら、寝てないでリビング行くよ」
「んあい…」
その後、二人で食卓につく。
「「いただきます」」
お昼ご飯は簡単な焼きそばだ。市販の焼きそばにキャベツやニンジン、豚肉などを炒めたものを入れるだけで簡単にできるようなものだ。
七海はお昼ご飯を食べていると目が覚めてきたのか、
「明人はもう筋肉痛は大丈夫なの?」
「七海のおかげでかなり痛くなくなったよ。ありがとね」
「ん!どういたしまして〜」
七海は得意げになり、焼きそばを頬張る。
「「ごちそうさまでした」」
「料理作ってもらったから、洗い物は私やるよ」
「じゃあ、俺は食器拭いたりするの手伝うよ」
「うん。ありがと!」
それぞれ手分けして、洗い物を片付ける。
洗い物を終えると、またしばし暇な時間ができる。
そこで俺たちは雑談をしていた。
「そういえば、そろそろ夏休みだな」
「そうだね〜、後1ヶ月もないね」
「あれ?そんな乗り気じゃないの?」
「いや、夏休みはすっごく楽しみだよ。けどその前に期末テストがあるから…」
「そうだな。つい最近中間テストやったばかりなのにね」
「ね〜」
「まぁ、それが終われば夏休みって思えば少しは頑張って勉強できそうかな」
「そう思うしかないよね」
「じゃあ、頑張るために夏休みの予定決めようよ」
「お!いいね〜。私、夏祭り行きたい!」
「他にもあれか、海とか行きたいな」
「海!行こう!他にもね〜」
そうして俺たちは期末テストを置いて、夏休みの計画を考えるのだった。




