球技大会の練習にて
1週間後、球技大会まで後1週間に迫った日のこと。 俺は学校で、次の授業の準備をしていた。
そこで、
「和泉くんと日野くん。少し、いい?」
同じクラスの男子が3人が話しかけてくる。
「どうかした?」
「いやね、球技大会で同じチームだから昼休みにでも少し練習しないかって思ってね」
「あー、なるほど。昼飯食い終わった後なら」
「じゃあ昼ごはん食べ終わってからグランドで大丈夫?」
「うん」
「僕が一応サッカー部だからボールは準備しておくね」
「ありがとう」
彼らは同じフットサルのチームのメンバーで、どうやら練習に誘って来てくれたらしい。
そして昼休みになって七海と弁当を食べていた。
「今日、弁当食べ終わったらグランドでフットサルの練習をすることになったから少し急ぎ目で食べるね」
「へー。練習するんだー。私はバスケだから体育館使えないと練習できないんだよね」
「たしかにバスケとかバレーとかは体育館使えないと難しいかもな」
そうして食べていると、
「おーい。明人、そろそろ行かないか?」
「あいよ」
翔太が呼びに来た。
俺は後少し残っていた白米を口に入れて、弁当を片付ける。
「ご馳走様。いつもありがとう、美味しかった。じゃあ、行ってきます」
「はーい。お粗末さま。行ってらっしゃーい。頑張ってね!」
「おう」
そうして、俺たちはグランドへ向かった。
そうすると、先の3人が既にボールを回していた。
「遅れて、すまん」
「ん? いや、大丈夫だよ。僕たちもちょうど準備終わったところだから」
「それはありがとう。助かる」
そうして俺たちは昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴るまで、グランドでフットサルをしていた。
その中で、
「あれ? 日野くんはサッカーやったことがあるの?」
「昔に少しかじった程度だけど、よく分かったね」
「足がボールの扱いに慣れてる感じだったからね」
「少しかじった程度でも分かるもんなんだな」
「まぁ、多少は」
「へぇ、日野は経験者なのか。じゃあめちゃめちゃ期待してもいいか?」
「いや、小学校のことでもう覚えてないからな。そこまで期待しないでくれ」
「ははは! 冗談だよ。楽しくやろうぜ!」
「そうだな」
「和泉くんも経験者っぽいけど」
「俺はやってたのは中学までだな」
「サッカー部以外にも、経験者が二人いるのは心強いよ!」
「まぁ、出来る限り頑張ろうぜ!」
多少なりともチームメンバーの仲は深まっていった。




