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アンダーグラウンド  作者: りょご
2/5

社会人スタート

翌日の早朝、会社の置き場に集合するのが1日の始まり。

昨日挨拶した先輩方以外の十数人に挨拶を終え、現場に直行した。


不慣れな仕事で、肉体労働の過酷さを痛感した初日。


右も左も解らなかったが、休憩時間のジュースのパシリだけは率先した。

鳶は足場の組み立てや解体が主で、学生だった櫂の体はすぐ悲鳴をあげたが、なんとか初日終了を迎えた。


会社に戻って道具の片付けやなんかを終え、フラフラで寮につき倒れ込んだ。


みんなは笑顔がちらほら見えながら仕事をしてたが、必死にやって死にそうな櫂は明日からの仕事が不安で仕方なかった。


玲も心配してくれてはいたが、かまってあげれる余裕と体力がなく、毎日訪れる筋肉痛で倒れ込む日々が続いた。


社会人としてスタートし、一週間が経過した。


まだまだ筋肉痛は激しいが、やっとの日曜休みで玲に会いに行った。


給料が出るまでは金もほとんどなく、前借りした一万での生活。


デートもしたいが余裕ゼロ。しかしまだ学生の玲とは公園で談笑するだけで幸せだった。


あっという間に時はすぎ、夜になって寮に帰った。

寮は先輩方で盛り上がっていた様子だったが、明日の仕事に備え早めに就寝。


また翌日から一人前の鳶職目指し頑張った。


1ヶ月が過ぎ、体も仕事もだいぶ慣れてきた。


筋肉もだいぶついてくるごとに快感を覚え、仕事が終わってから筋トレも始めた。


そして先輩方も櫂とゆう人間に慣れたのか、話しをよくしてくれるようになり、色々お世話をしてくれた。


この時に初めて煙草を教わった。


初煙草はむせにむせた。先輩方は大爆笑。ウブすぎる櫂をからかいながらも可愛がってくれた。


初めはもらい煙草で十分だったが、日に日に肺も煙に慣れはじめ、自分でも購入するようになった。


玲には白い目で最初は見られたが、煙草をふかす櫂を見慣れたのか何も言わなくなった。


寮は基本的に女の連れ込みは禁止。しかし先輩方はやり放題だし、この生活にも慣れた櫂は玲をよく呼ぶようになった。


セックスを繰り返し、明日の仕事の原動力にした。

毎日毎日同じことの繰り返しだったが、なんとか見習い期間の半年が過ぎた。


この時期、先輩方にガンジャを薦められた。




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