昼休み緊急会議
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
昼休み、4人は屋上へとお昼を食べに来ていた。
放課後はカップルだらけになる屋上も、昼休みは男だけグループとか、女だけグループとかも見る事が出来る。
「緊急会議よ! 一体何が起きたの? 本命作品は3日間で1万アクセスを越えたのよ?」
「ジャンル別日間ランキング50位以内って奴は、それだけ凄いって事だろ?」
「…私達の前作も現在日間43位…アクセス数は増えていない…」
「増えていますよ!! 月間アクセス数で見れば連載終了してからダントツでトップです!」
「まだ18時前で4000だからな。初の一日アクセス5000だって、もしかしたら1万だってあるかも知れないぞ!」
「それ死亡フラグだから。 そう言う事言うと、途端にアクセス止まるから」
「…あり得る…」
「評価点だけ見れば、あたし達の方が勝っているのだから、あたし達はあたし達の世界で頑張るわよ!」
「3日間で1万もアクセスしてもらえて、評価ゼロってのは、普通なのか異常なのかは知りたい所だよな。 一次で落ちている作品だし、評価に値しないだけなんだろうが」
「ほらほら。 愚痴が増えてきたわよ。 読んでくれている読者様に感謝して、あたし達の世界を始めましょう!」
「それで、どんなキャラクターになるのだ?」
「まずは主人公でリーダーのあたしからね!」
「テーブルトークにリーダーはいても、主人公はいないからな!」
「分かっているわよ! 良いでしょ。 あたしから見たらあたしのキャラが主人公よ!」
「まぁ、それは間違い無いな。 なるべく簡潔に自己紹介を頼む」
「名前は【美雪】。 ポニーテイルの男装の麗人。 剣の達人よ! 流派は【無外流】ね!」
「危ない所をいきなり突いてくるな。 まぁ大丈夫だろう。 晶はどうした?」
「名前も決めるのですか!? 名前を決めていません」
「…私も…」
「そうか。 名前は放課後までに決めてもらうとして、どんなキャラにしたのだ?」
「僕は、幽霊になった強い陰陽師が憑いた、男の子にしました。 冒険中一度だけ僕の事を助けてくれます」
「なるほど、それが全体攻撃魔法って事だな。 初めてにしては良い設定だな」
「ありがとうございます」
「それじゃ、陰陽師の名前も合わせて2人分考えて置いてくれよ」
「わかりました」
「鶴はどうだ?」
「…私は【祓い屋】にした…鬼でも邪でもまずは話し合う…」
「鶴っちが?」
「…頑張る…」
「自分と正反対のキャラを演じるのもテーブルトークの良い所だからな。 俺は鶴を応援するぞ。 司……いや【美雪】がいるから話し合いになるかどうかが疑問だがな」
「…頑張る…」
「鶴も放課後までに名前を考えておいてくれな。 後はルールを簡単に説明したいが……」
昼休みを終えるチャイムが鳴る。
作者もそろそろ夕飯の時間だ。
作品を投稿して夕飯になる。
「時間ね。 ルールは放課後に聞くわ。 それじゃあ教室にもどりましょうか?」
4人は空になった弁当箱を仕舞って、教室へと帰って行った。