卓上演劇編1 再戦
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
司が鶴のキャラクターを使い、鶴が司のキャラクターを使い勝負が続く。
結果は現在の所、鶴が3連敗をしている。
「なぁ、晶。 作者は俺達の世界なんて作っていて大丈夫なのか?」
「全力で現実から逃げていますね」
「時間大丈夫なのか?」
「本来なら今日中に一度作り上げて、明日読み直してから、改稿、更新が理想です」
「なぁ、晶。 なんで作者は俺達の世界なんて作っているんだ?」
「全力で現実から逃げていますね」
「一応は更新分を書いたのだよな?」
「一度キリの良い所まで書き終えたら1400字ほどだったみたいです。 次のエピソードを入れると2000字を大きく越えそうなので、迷っているみたいですよ」
「なぁ、晶。 なんか作者が【喜んで】俺達の世界を作り始めているのは気のせいか?」
「出来上がった原稿の文字数を調べる為に、一番上にあった、僕達の世界を覗いたのです」
「【>>次話投稿】で文字数を調べたんだな。 その時に嬉しい事が起こっていた訳だ」
「そうなの! 朝に見た時からポイントが増えていたのよ!!」
「そうです。 それで急遽、僕達の世界を作り出しました」
「嬉しいわよね! 前作にもブックマークが増えてのよ! この作品の半分は、作者のくだらない、活動報告で出来ているのにね!」
「…誰が読んでいるかが謎…」
「おい、司、鶴。 突然割り込むな! 試合はどうなった?」
「当然、あたしの圧勝に決まっているじゃない!」
「真実はお前のキャラクターが負けまくっているのだけどな……」
「…条件が揃えば勝てる…」
「そんな事言って、鶴っちの4連敗よ。 10連敗が近づいて来たわね!」
だが、次の戦闘で鶴が望んでいた条件が揃った。
お互いに、何度も空振りを繰り返し、鶴の使う司のキャラクターが、ダメージを与えた。
司の使う鶴のキャラクターは、残り生命力が【1】で、ターンが終了した。
ターンと言う言葉を知らない人の為に、言葉を変えると、お互いの行動が一区切りついた。
そして、次のイニシアチブを鶴が、司のキャラクターが取ったのだ。
「…絶命魔法…これで…あなたは死ぬ…」
「鶴さん。 鶴さん。 ルールでは生命力【ゼロ】になっても死なない事にしてるからな?」
「…司は死ぬ…」
鶴は、ピースサインを自分の左目の前で横にしながら、サイコロを一つ摘まんで宣言する。
彼女は中二病の進行が確実に進んでいた。
学年一勉強が出来る、頭のネジがぶっ飛んでいる、問題児だ。
「まぁ、本人は確かに死んでいるな」
「うっそっ……」
「…司は運用も最弱…」
司は、瞳に光彩が無くなり『信じられない』と言う、顔をしている。
ちょうど部活終了のチャイムが鳴る。
下校を促すチャイムだ。
「みんなに、宿題がある。 明日までに、自分がどんなキャラクターかを考えて来て欲しい」
「そんな事を言われても全く思いつきません!」
「そうか。 晶はテレビゲームもほとんどやった事が無かったよな。 司の武器は【刀】と言い張っているし、和風な感じで行くか。 ある場所で地獄の門が開いた。 そこに侍やら陰陽師やら山伏やら、まあとにかく、鬼を払うような人達が集まって、小さな集落が出来た。 そこで、3人は出会い鬼退治に日夜明け暮れる。 そんな感じで、鬼退治をするキャラクターの背景を作ってきてくれ」
「…分かった…」
「僕なりに頑張ります」
「………………」
司は「あたしが最弱あたしが最弱あたしが最弱……」と繰り返し呟き続ける。
由宇は司の手を引き『司と手を繋いで歩くのは久し振りだな』と思いながら帰宅した。