卓上演劇編1 チート魔法
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
「みんな喜びなさい!」
「どうした司!? 朝から高いテンションが、切れそうなばかりに張っているぞ?」
「当たり前でしょう! 好き勝手しているだけのあたし達が評価されているのよ!」
「本当ですね。ブックマークより評価者の方が多いのは、驚きです」
「…事態は深刻…」
「鶴! 考えるな。 何とかなる!」
「黒井さん、一体何の事ですか?」
「…作者、日曜朝の更新分をまだ書いていない…今頃思い出している…」
「今日は一日、予定詰まっているからな。 早朝と夜遅くしか書く時間が無い」
「僕達を書いている時間を回せば良いじゃ無いですか?」
「晶君。 そんな事を言って、あたしから逃げる気? 絶対にあたしが勝つからね!」
「晶、心配するな。 俺達の世界は30分もあれば出来る! まだ土曜日もあるしな……」
「…こんな作品でも読んでくれる人がいるのは驚き…」
「それには俺も驚いている。 なろう世界の不思議だよなぁ」
「晶君。 作者の活動報告なんて、誰も読まない事を長々としていないで、勝負よ!!」
「…晶最強…司最弱…時間の無駄…」
「鶴さん。 鶴さん。 俺を腹話術の人形に使うのはそろそろやめて下さいね」
「…面倒…」
「それでは、司、晶、思う存分戦ってくれ!」
「イニシアチブ! 【5】流石あたしね!」
「栗戸さん、イニシアチブって何ですか?」
「あぁ。 簡単に言うと、どちらが先に行動するかって事だな。 サイコロ振れば良いぞ」
「分かりました。 【6】です」
「…晶は先手必勝…」
「生命力を1消費して、攻撃魔法を使います」
「…正解…」
「えっ。 あたしの負け? 次行くわよ! 次は勝つからね!」
「…何度やっても、司は勝てない…」
「鶴っち。 絶対に勝つから見ていなさい!【3】か低いわね」
「僕は【1】です」
「イニシアチブ来たわね。【絶命魔法】!」
鶴は由宇の首に左腕を回しつつ、ピースサインを自分の左目の前で横にしながら、サイコロを一つ摘まんで宣言する。
「…晶の生命力は1残る…」
「鶴さん。 鶴さん。 格好つけているけど、戦っているのは晶と司だからな?」
「どう鶴っち? 次のターン、絶命魔法は使えないけど、あたしはサイコロ7つ振るのよ! どれか1つくらいは【1】が出るわ。 勝利確定よ!!」
「…私なら必ず引き分ける…」
「あっ。 分かりました。 攻撃魔法使います。 僕も生命力が【ゼロ】になりますが、東海林さんの生命力も【ゼロ】に出来ます」
「…正解…」
「うそ……晶君の魔法、【チート】よ、【チート】!」
「お前【チート】の意味分かっていて使っているか?」
「知らないけど、ずるいくらい強いって意味でしょ?」
「まぁ【ずるい】ってところだけは合っているから良いか、実際バランス悪かったな」
「…司は最弱…運用の仕方も悪い…私が司を使えば…私相手に10回も連続で負けない…」
「鶴っち。 今日は良くしゃべるわね。 そこまで言うならキャラを変えて再勝負よ!」
「…受けて立つ…」