記憶
「、、意味が分からん、、、それは何かの部活か?、、超能力も何かの設定だったりするのか?」
本当に意味が分からん、もしかして中二病なのかな?
「超能力っといっても魔法みたいなものよ、人間はみんな生まれつきそれぞれ能力がある、でもそれにあった知識、使い方を知らないと持ってないのと同じ、それを育て、戦闘とかに使うってわけ、それを育てるのが『遠影』他にも遠影と同じような機関はいくつももある、さっき言ったとうり能力は知識と使い方を知らないと使えない、でも基礎能力は誰でも使える、素質があれば1日とか、でも本能力は短くても一年かな、基礎は護身とか時間退行とか、分かった?」
な、なるほど、、
「意味はわかるが、理解はできん、んで要するにどうゆう部活なんだ?」
「いや、ほんとだって」
そんな真顔で言われてもだな、、。
「俺は確かに中二病だが、あまりに急でわけわからん」
「私だって最初聞いた時はそうだったわ」
「なんだお前も聞かされる身だったのか、まぁここの高校何かと勧誘荒っぽいとこあるからお前も気をつけろよ」
「私にこの話をしたのは二年前のあんた!」
「えっ!俺、そんなに中二病だったのか、、俺の過去、、黒歴史、、、」
「はぁ見せた方が早いね」
そう言って織部はポケットから砂時計を取り出した、木でできていて中には白い砂が入っている、織部は机に砂時計を逆さに置いた、、ん?砂が落ちない?
「それ、おもちゃか?」
「携帯貸して」
「おらよ、なにに使うんだ?」
「見てて」
そうゆうと織部は人差し指で砂時計をつついた、つついたと言うより触れた、その時砂が時間を思い出したかのように落ち始めた、そして俺の横でバキってゆう音が、、ん?
「バキってなんだよ」
っと言いながら俺は振り返ると俺の携帯が曲がってはいけない方向に曲がり真っ二つになっていた。
「おい!俺の携帯!なにやってんだ!」
「見てて」
なにやってんだ、マジで、なんでそんなに冷静なんだよ。
織部は俺の真っ二つになった出来損ないのスマートフォンみたいなものを机に置き、逆さにしていた砂時計を元に戻した、すると、俺の携帯が時間を巻き戻したように治り始めた。
「も、戻っていってるぞ」無意識に驚きの言葉を吐き目の前の携帯を見ていた。
「これは基礎能力、戦闘で壊れた物や潰れた物を治すのに使う、ま、潰れる前から遣わないと意味はないけどね、その砂時計も一見普通だけど魔法がかかってる、それを能力を使って、使用する、あんまりどうゆう原理かは考えない方がいいよ、私たちの世界じゃこれが当たり前、江戸時代の人に携帯見せたら同じ反応でしょ?」
織部は俺に携帯を渡しながらそう言った。
「俺たちは遅れてるっと?」
「たとえよ案外驚かないのね」
「まぁな、、まだ実感してないからな、これって誰でも良さそうだがなんで俺なんだ?」
「あなたは記憶をなくす前遠影に入っていた」
「えっ」
どうゆうことだ。
「まぁ、あなたはすごい力を持ってるの、ただそれだけよ」
俺は、今この事を聞くのはやめておいた、理由はない、直感でこれを聞くと織部を悲しませそうだったからだ、何も知らなにが織部には悲しんで欲しくないっとそう思った。
「遠影に入る?」
「それしか選択権はないんだろーが、少し考える」
「そう」
「帰るか」
「そうね」
「またな」
「うん、またね」
俺は、教室を出る彼女の背中を黙って見ていた、どこかで見たような感じはした、でも深く考えるにはやめた、その背中を見るだけでなんとなく心地よかった。
俺は帰った、今日は布団に入るなりすぐ眠りについた、遠影の事は考えずに。
私は、帰った遠影が任務のために用意してくれた家に、布団にはいった、禎一君、二年前はかおる、と呼んでくれた、、、。
二週間前
「どうゆうことですか?!」
「言ったとうり、滝田をもう一度遠影に入れるっと言ったのだ、親しいかった君が行けば何か思い出すかもしれん」
「わかってるんですか!彼は遠影のせいで、能力のせいで、記憶を失ったんですよ!記憶をなくすと言うことは、友達も、家族もなくすとゆうことですよ!」
「君は何か勘違いしてないか?滝田が記憶をなくしたのは、君のせいでもあるんだよ?それにあいつの力は想像以上だ」
「くっ!」
「このままあいつをほっておくと他の機関に連れて行かれるかもしれないんだ」
「わかり、、ました、、」
禎一君の記憶は思い出しすことはない、、だって、私は、、私が、、、
『君は何か勘違いしてないか?滝田が記憶をなくしたのは、君のせいでもあるんだよ?』
いやな事を思い出した、忘れられるのなら忘れたい、寝よう、、。