第四章 さらわれた仲間
第四章 さらわれた仲間
暗く湿った部屋にケルクは捕らえられていた。
まだ気分が悪く視界が揺らぐ。どうやってここまで連れてこられたか分からないし、それ以前にここがどこかすら分からない。
「どうして俺をここに連れてきた?」
目を覚ましたケルクが呟いた。
「言う必要はないな」
声の主は他ならぬマークだった。
大きく溜息をつくとケルクが肩を落とした。
様々な考えが頭を巡った。わざわざもてなすために連れてこられたわけは万に一つもない。
だとしたら何故だ?手下にする為?否、それなら自分以外の仲間も連れ去るだろう。理由も無く連れて行かれるはずはない。
(とにかくここから脱出しなければ・・・)
マークはそんなケルクを格子の向こうからしばらく見つめたあとその場を立ち去った。
牢屋から出るとそこには三人の人が居た。三人ともフードを被っており顔までは分からない。
「ゾウス、聖剣の様子は?」
マークは静かにそう言うと側にあった椅子に腰を掛けた。
「ここのところ光りが強くなるばかりです。聖剣の使い手が居るからと思われます」
フードを被った者が口を開いた。
声は高く女性という事が分かる。しかしそれを聞いたマークは目つきを強めた。
「誰がお前に聞いた?カトラ」
マークは静かに言った。だが、どこかピリピリした空気が伝わってきた。
「し、失礼しました」
カトラはマークから一歩遠のくと頭を下げた。
「なんてな、まぁこれからは注意することだ」
マークは笑ってそう言うとゾウスに話してくれと促した。
「・・・・・・カトラが言ったとおりで最近、聖剣の力が上がっています。やはりあの者が居るからでしょう」
ゾウスは重い口をゆっくりと開くと後は一気に言った。
「―――しばらくは様子見か・・・そうだ、あいつらは?」
「それは俺の部下から連絡が入っている。ポラスからは出ていないらしいが・・・引き続き見張りを続けさせようか?」
フードを被っている男が鋭い声で言った。
「あぁ、そうしてくれ・・・天光術と精霊を手に入れなければならないからな」
「・・・了解した」
目を覚ますと真っ白な天井が目に入った。薄い二枚重ねの布団を掛けられてマルスはベッドの上に寝かされていた。
ベッドは青いカーテンで隠されていて外からは見えないようになっている。
消毒液のツンとする臭いが鼻を刺した。どうやら病室の様らしい。
ふと隣に目をやるとフィンがぐったり寝込んでいた。カタン、と言う音と共に足音が聞こえベッドの周りのカーテンが開いた。
「おはよう、気分はいかが?」
上を向くと見たことのある顔があった。
(誰だったか?)
マルスはしばらく考えてハッと思い出した。
そして起き上がろうと体に力を入れるが上手く入らない。慌てて喋ろうとするマルスを制して女性が話し始めた。
「まだ無理よ、対処が早かったからまだいいけど・・・とにかく体を休めないとだめ」
マルスの手首を掴んで脈を計りながら女性は小声で良しと呟いた。
「ミラ・・・とか言ったな、リア達は?」
横に寝ているフィンを見据えてマルスが言った。
「あら、あたしの名前覚えてたの・・・彼女たちには薬草を取りに行って貰っているわ。すっかり健康だしね・・・問題は貴方と団長よ」
ミラはマルスに異常がないと分かるとフィンの方に行ってマルスにしたのと同じように脈を計り始めた。
フィンの包帯を取り替えているミラは何処か悲しそうな目をしている。
「・・・あたしの顔になにかついてる?」
マルスの視線に気が付きミラがこちらを向いて首をかしげた。
「いや・・・な、なんでもない」
「ふぅ〜ん・・・そうそう、貴方に一つ二つ言っておかないと・・・って何立ち上がってるの?」
自分が言っている言葉を途中で句切ると立ち上がっているマルスを慌てて座らせた。
「あのね、さっき体を休めていればって言ったでしょ?立ち上がってどうするのよ?」
(それにしたってあの傷で立ち上がれるなんて・・・)
マルスが再びベッドに横になるのを確認すると大きな溜息をついてミラが布団を掛けた。
「すまない・・・しかし・・・」
ミラはマルスがフォシテスと言う者の事を気にしているのは痛いほど分かった。
リアから全てを聞かされたミラはマルスがどれほどフォシテスを憎んでいるかも分かった。
だが、ミラも大切に思う人がさらわれたのだ。甘やかして一人だけを行かせるわけにもいかない。
「さてと、じゃあそのまま聞いてね。あたしの仲間の一人ケルクがさらわれたのよ」
驚きのあまり思わず顔をゆがめてマルスが嘘だろ?と呟いた。
ミラ悲しそうに首を横に振った。それを見たマルスは愕然とミラを見つめることしかできなかった。
口にするのが辛い、だが言わなければならないことだ。ミラはそんな気持ちを抱えながらも話を続けた。
ミラが言うにはケルクがさらわれたことを聞いた副団長はフィンの様態が良くなり次第にケルクの救出に向かうと言ったらしい。
しかしそれでは遅くなるだろうとフェストは抗議してミラやホープもそれに同意したとのことだ。
だがフェスト達の意見は受け入れてもらえなかった。そしてフェスト達は自分たちだけで行動を起こすことにした。
その為にはマルスやリアの協力が必要、と言うことでマルスが回復したらケルクの救出に向かう。という結論に至った。
「しかし、ケルクがどこに居るか分かるのか?」
深刻な様子でマルスが口を開いた。
「それが・・・」
マルスの質問はフェスト達も考えに考えたことだった。そしてその結論は。
「・・・残念ながらまだ分からないの」
悔しそうにミラが言った。しかし望みはまだあるとミラは付け加えた。
「あいつらの狙いはあなたと精霊・・・ならば必ずあいつらはあなた達の所へ戻ってくるわ」
「なるほどな、あいつらがこちらへ来るならばその時に手掛かりが見つかるかもしれないと?」
ミラはゆっくりと頷くとフィンが寝返って乱れた布団を掛け直した。
「・・・ごめんなさいね。あなた達をえさにするような真似・・・」
「気にするな、それでいいんだよ」
マルスは笑みを浮かべた。
「ところで・・・ライトクリスタルの話も聞いたのだろう?砕いたライトクリスタルはどうなった?」
マルスの心配の種がこれだった。下手をすれば協力した自分共々協力したリアとフィンまで死刑だろう。
「あぁ・・・あれね、ここだけの話だけど魔物が壊したって事になっているのよ」
「そうか・・・よかった」
安堵の溜息を吐くとマルスは再び眠りについた。
それから二日が経ちマルスの怪我は完治した。
同じくしてポラスは襲撃に遭ってから二日が経った。しかし敵の軍勢は向かって来なかった。
これで心配事の一つがなくなった。が、相変わらずフィンは寝入ったまま一度も目を覚まさない。
結局フィンに別れの挨拶も言えずにマルス達はポラスを発つことになった。
敵襲があったからだろうか、城の警備が厳重になっていた。
(でもフェスト達が居れば自由に出入りできる)
そう思っていたマルスはそれが間違いだとすぐに分かった。
「フェスト達を城から出すなとのことだ。副団長に逆らったんだ・・・仕方ないと言えば仕方ないが・・・」
交代時間だろうか眠そうに欠伸をした兵士がもう一人の兵士に言付けしていった。
「どうする?」小声でリアがフェストに訊ねると「ついてきて」とまた小声でフェストから返答が返ってきた。
言われたとおりに忍び足でフェストの後を追うと大きな絵画の前に着いた。
絵画は風景画で、海岸に古着を着た男が立っている絵だ。と言ってもマルスは絵に興味がないのでじっとは見なかったが。
フェストは絵画の前に立つと言葉を口ずさんだ。
「我、国王の下部、モルロン」
フェストがそう言った途端に絵画が軋みながら扉のように開いて、目の前に通路が現れた。
(隠し通路か・・・それにしても)
扉の軋む音で兵士に気付かれないかとマルスは辺りを見渡した。
「大丈夫さ、正直言うとね。この時間帯の兵士なんてほとんどが見張っているふりをしているだけなんだよ。
大体は立ったまま寝てるよ・・・あ、僕はちゃんとしてたからね」
マルスの戸惑う様子を見てフェストが冗談交じりに言った。
(こんな警備って国王が知ったらなんて言うだろうな)
そんなことを考えながらマルスは先へ進んだ。
全員が入り終えたのを確認するとフェストが通路にあるスイッチを押すと絵画はまた軋みながら閉まった。
「・・・ここはフィンさんの祖先が造った非常用の抜け道と言ったところか?」
通路を歩む音が木霊するなかマルスの声も木霊した。
「察しがいいわね。そうよ、ここは団長の祖先が造った隠し通路よ。もしもの時に使いなさいって
いつも団長に言われていたのよ。まさかこんなことに使うとは思っても見なかったけど」
ホープが背中から弓を取り出し構えると光術で矢先に火を付けて通路の先に向けて放った。
グサッと鈍い音を立てて何かが倒れる音がした。
「あと・・・この通路の先ってのが厄介なのよ」
ホープが付け足すようにそう言うと先程の音を発した主が分かった。
全身を毛で覆った魔物、ポウルだ。
ポウル自信に敵意はないのだがポウルが動くだけで辺りに毒をまき散らすという厄介な魔物だ。
「魔物の巣窟ってことね?」
リアがホープの言葉を引き継いだ。
「だから非常用なんですよ。・・・さてここからが危ないんですよ、昨日偵察に来たときは驚きましたが・・・」
フェストの言葉の続きは言われなくても分かった。今まで何もなかった通路の壁や床に植物の根が張り付いている。
そして通路の壁はもはや壁とは言えなかった。ボロボロに崩れ落ちた上に幾つも穴が空いている。
おそらくは魔物が開けた物だろう、大の男が軽く入れるほどの穴だ。
「まるで迷路ね」
ミラが方眉をつり上げて嫌そうに言った。
「いや、この通路は大体同じ所に続いてる様です。どこから進んでも一緒です、それとここからは通路じゃなく洞窟。
本格的に魔物との戦闘が増えるから気を引き締めて行きましょう」
フェストの言葉通りに辺りはじめじめし始め通路の時よりも道幅が広くなり。更には魔物の数も増えた。
ここでの魔物はポウルと剣のように鋭い羽を持つ鳥、バウス。そして巨大な爪を持つ人狼、ウェアウルフの三種だ。
ポウルは毒にさえ気を付ければ簡単に倒せたがウェアウルフとバウスとの戦いには苦戦を強いられた。
特に嫌だった組み合わせがポウルとウェアウルフの組み合わせだった。
毒をまき散らすポウルはできるだけ早く倒したかった。しかしポウルの前にはウェアウルフが立ちはだかり
耐性を持つ魔物はともかく普通の人間はその毒でじわじわと体力を奪われていった。
「邪魔だ!こいつッ!」
フェストの持つ剣がウェアウルフの身を切り裂いた。
しかし怯まずにウェアウルフはその巨大な爪を容赦なくフェスト達に振り下ろした。
辛うじて装備していた盾でその一撃を受け止めたフェストではあったが防ぎきれなかった攻撃を受け吹き飛んだ。
小さく悲鳴を上げてフェストが吹き飛んだ。そこへすかさずミラやリア達が回復光術を掛けた。
そこへまたウェアウルフが容赦なく攻撃を行おうと手を振り上げた。だが、ホープの矢でその気は逸らされた。
「・・・・・!」
ホープが気を引いている内にマルスは無言の気合いと共にウェアウルフに向け剣を突き立てた。
完全に不意を突かれたウェアウルフは攻撃を避けきれなかった。
マルスがウェアウルフに剣を突き立てたかと思った途端に事は起こった。
ヒュン、という音と共にウェアウルフの前に居たマルスの姿は既に無かった。
魔物特色の血が噴き出し後ろのポウルもろともウェアウルフは消え去った。
そしてウェアウルフが消えたところにはマルスの姿があった。
爪龍孔切斬―――。超速で相手を切り込みその後ろに回る攻撃だ。貫通するその斬撃は後ろにいるポウルさえも両断した。
ふぅっと溜息をつき洞窟の先を遠目でマルスが見つめた。
それに気が付いたフェストは伏せたままマルスの視線の先を見た。
「出来るだけ強力な光術をこの先に放ってくれないか?」
フェストは立ち上がるとミラとリアにそう言った。
「スプレッド!」「ブラッディーアロー!」
言われたとおり今出せる限りの強力な光術を二人が唱えるとそれに続くかのようにマルスはこの間の戦いで手に入れた天光術のコンティスペルを唱えた。
マルスの様々な下級呪文と二人の中級呪文が洞窟の奥で炸裂した。そして爆音と共に何かが砕ける音がした。
続いて聞こえたのは咆哮、そして巨大な岩が姿を現した。意志を持つ岩の魔物ゴーレムだった。
「ゴーレムか・・・これは苦戦するな」
フェストは目つき強めて剣を握る手に更に力を込めた。
先攻の光術で痛手を負ったのかゴーレムの体、つまり岩が所々欠けたり砕けたりしている。
「剣で大丈夫なの?」
ホープが呟いた。確かに鉄で岩を斬ることなど並の剣士が成せる技ではない。
「・・・岩とて何度も同じ所を攻撃されれば砕ける」
マルスはそう言うと両手剣に力を込めまた走り出した。
巨大なゴーレムの向け剣を連続して突いた。奥義突連閃だ。
連続して同じ所を突かれてしまっては流石の岩も砕けてしまう。
片腕が砕けても、もう一つの腕でゴーレムはその巨大な腕を振り回した。
乱暴に片腕を振り回すだけのゴーレムの攻撃は簡単に見切れた。それどころかその巨大な腕を振り上げるたびに大きな隙ができた。
ゴーレムの一撃を避けるとフェストは腰に差してある短剣を取り出すとゴーレムの懐に飛び込んだ。
「双牙天極斬」
両手に持つ剣でゴーレムを切り刻み、そしてゴーレムの頭上に飛び上がると二つの剣をゴーレムの頭に振り下ろした。
空中からの攻撃は体重が掛かり更に威力を高めた。ゴーレムはほぼ半壊状態で怒りの咆哮を繰り返し、
その度にゴーレムの体から砂埃が舞った。
しかし咆哮を繰り返すだけで攻撃はしてこない―――否、出来ないのだ。
フェストとマルスの攻撃で両腕を失ったゴーレムは攻撃のしようがなかった。
「とどめをさしてくれ」
しばらくその様子を見ていたフェストがミラ達に言った。
「フレアプロージョン!」
ミラの声が洞窟に木霊した後すぐに辺りが熱くなって爆発が起こった。
爆発音と共にゴーレムの体は砕け散った。
溜息を吐くとマルスは全員の様子を見た。誰も大した怪我はしていないらしい。
ドンッという大きな物音と共に下から突き上げるような衝撃が突然マルス達を襲った。
「な、なんだなんだ!?」
凄まじい揺れにマルス達は皆戸惑った。
時を同じくしてケルクの居る場所でも異変が起こっていた。
しかしマルス達の居る場所とケルクの居る場所で起きている異変は異なる物だった。
「聖剣が目覚めたか!」
男の声が牢屋中に木霊してその声でケルクは目覚めた。
(・・・聖剣、ここ何日間もその言葉ばかりだ)ケルクは察していた。聖剣と自分に何らかの関係があるのだと。
「出ろ」マークの冷たい声が聞こえケルクは起き上がった。
「出ろ・・・か、まったく勝手な奴だ。いきなり放り込んでいきなり出ろか・・・」
「二度と口答えはするな、身のためだぞ」
マークはそう言ってケルクを無理矢理立たせると別の部屋へ連れて行った。
「こいつか?聖剣を使える奴ってのは」
静かに男が言った。
「そうだ、ケルクとか言ったな。その剣を引き抜け」
マークはそう言うとケルクの手錠を外した。
(言うことを聞かなければ殺られる・・・なら引き抜くしかないな)
ケルクはそんなことを思い躊躇していたが
後ろから早くしろとマークが言ったので仕方なく聖剣の前に立った。
「うぅぉおおおおおおおおお!」
そしてケルクは剣の柄を握り力を込めて剣を引き抜いた。
その瞬間辺りに光が満ちて剣を引き抜いたところから爆発が起こった。
「うぁあ・・・が・・あ・・・ぁあ・・・」
聖剣を持ったままケルクは呆然と立ちつくしている。
「く・・・お前達、無事か?」
マークが辺りにそう声を掛けるときっちりと三人の返答が返ってきた。
「百年・・・長かった・・・」
その声はケルクから発せられたがケルクの声では無かった。
「・・・なに!?」
驚いた様子でマークは剣を抜いて飛び退いた。
「勘違いしていたようだな・・・これは聖剣エクスカリバーなどではない、妖刀刹那・・・名くらいは聞いたことがあるだろう?」
階段を降りる足音が聞こえマークはそちらの方を向いた。
「フォシテス様・・・これは聖剣エクスカリバーではないのですか?」
マークにいる隣の男が言った。
その者は嫌らしく笑みを浮かべると高笑いした。
「フォシテスか!まだ分からないのか?ゼフィスよ・・・私はフォシテスなどではない!」
まだ笑い声を上げながらその男は言った。
「なん・・・だと?」
ゼフィスは信じられない様子でその場に立ちつくした。
「・・・おい、お前は持ち主を完全にコントロール出来てないみたいだな。一度退くか?」
男は妖刀を持ったケルクに言った。
「くそ・・・が!!何なんだよこれ―――くっ!意志が強すぎる・・・完全に取り込むことが・・・できない・・!」
「騙したな・・・貴様!!――――お前ら、奴らを全力で止めるぞ妖刀刹那は危険すぎる。世界を・・・破壊しかねない」
その言葉を合図にゼフィスとゾウスは剣を抜いた。
「じゃあ悪いことしたわね、あのケルクさんとか言う人とポラスの皆さんには」
カトラはそう言うと光術で杖を作り出した。
「やはり退こう、こやつらとて弱くはない、それに今のお前では・・・」
「問題はない・・・」
「なに?では・・・」
「あぁ、もう意志通りに動く・・・ファロン、こいつらを殺しても良いか?」
ケルクであってケルクでない者、刹那が笑みを浮かべてそう言った。
「俺達を殺すだと?・・・なめられたものだな・・・」
マークはそう言うと詠唱を始めた。
笑みを浮かべて刹那はその様子を楽しそうに見つめた。
「皆下がれ、ラージェストペイン!」
マルス達と戦ったときとは違い魔力を消耗していないマークは予想以上に早く詠唱を唱え終わった。
威力は全く衰えてなかった。だが、砂ぼこりが舞う中には已然と立ち続ける刹那が居た。
「・・・この程度かお話にならんな、どうやら期待しすぎたようだ」
刹那はそう言うと刀を振るった。
烈風が部屋中を駆け抜け、マーク達は吹き飛んだ。
「つまらん・・・いくぞファロン」そう言うと刹那とファロンはあっと言う間に消えてしまった。
長い(汗
自分で読んでて思ったのがこれです。
適度に改行など段落を付けて読みやすくしてみましたが・・・。
いやはや・・・難しいですね
裏話ですが、何人かは知り合いがモデルです。
しかも自分もモデル化してます。(笑
お暇なら私がモデルのキャラを探してみては?
最後にDestiny Memory第一部を読んでくださった皆様、ありがとうございました。
感想などもお待ちしております。