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現場に向かうぜ!リュウジ!

 まだ暗い、朝4時にリュウジは目を覚ました。まだ、夜中の音がする。静まりかえっていて、全てが朝を待っているかのようだ。もぞもぞ。眠いが、頑張って布団から這い出る。




 30分かけて着替えと歯磨きをして、身を整える。いつもはこんなキザなことしないよ。いや、これは荻原さんの指示なわけです。オレは自然主義者だから、ボサボサが至上だと思ってる。こんなキザなまねは信条に反するのだ。


 だが、前回、初バイトして思ったんだが、人に与える印象って結構大事かもしれない。今日は、ちょっとデキル男みたいな風に、近づけたい気分。いや、ちょっとダケダヨ!


忘れ物が無いか、指差し確認。サイフよし!、タオルよし!携帯よし!

これも、荻原さんの指示です。はい…。遠足に行く前の子供みたい。

まあ、忘れ物しちゃあだめだしね。おっと、粘菌大百科だけはもっていかなきゃ。





リュウジは、集合場所に30分前に着くように、玄関を出た。


まだ、5時前だ。人はだれもいない。ライトをつけた自転車を漕いで近くの駅までレッツゴー!


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆



郊外の田舎の駅まで一時間程電車で移動。っていうか、現場に近い人をまわせばいいのに。


田んぼの中の駅で、下車。朝の田園って気持ちいい~~。

で。ここであってんのかな。 オドオド。





「おはようございます。今から点呼をとります!」


今日のメンバーはどうやら5人らしい。集合時間5分位前に全員集まった。どうやらオレは早く来すぎたらしい。なんだか、みんな慣れていて頼もしいな~~



「鴨野龍司さん。ああ、いるね。初めてだよね。それから、荻原さんから制服のプレゼントだって。はい、コレ。渡すように頼まれていたんだよ。 よし!じゃあ、行きますか!」


制服のプレゼントか~。もしかして。ツンデレ?

あ、そういえば、どこに行くのかちゃんと教えてもらってないな~



「す、すいません。現場ってどこですか。遠いんですか?」


点呼をとっていた、リーダーの風格漂うロンゲのお兄さんは答える。


「ああ、そうだ、初めてだよね。引越し屋さんの事業所に行くんだよ。そこで、トラックに乗り込む。みんなバラバラの現場になると思うよ。ん~会社の人2人、バイト1人で作業することが多いかな~」



「ちょっとイメージ沸かないっすね。」



「まあ、行けばわかるよ~。帰りはバラバラだから、作業が終わったら荻原さんに電話してね。」



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆


事業所に着いたら、制服ポロシャツを着て、その上に引越し屋さんの制服を「オン!」する。ちょ、ちょっと暑いかもです。



そうして、駐車場にオレ達バイトは、一列に並んだ。



トラックの運転手(引越し屋の社員)さん達が次々に来る。

そして、「君、こっち」と、手招きする。


1人消え。2人消え。3人消え。4人消え。


どんどん現場に皆連れられていく。

なんだか、顔つきを見ているような気がするが…


こうしてリュウジは、駐車場にポツンと一人残された。。。ガーン





現場に行くまでのお話で、一話書いてしまった。これだけでは、内容が無い。次回こそ、感動を届けたい。ような気がする。

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