表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/72

第49話・千夜一夜物語 6

アーズィム・ワーケットとは俺の事だ。

これでもグランドで一番の賞金稼ぎ。

そりゃあそうだ。他の奴とは経験値が違う。

元々は落ちこぼれだがな。

だが、俺は見た目は良かったからすぐに先代の王が街の視察の時に目に止まり買われた。

正確に言うと元々街のそこそこの金持ちに飼われていたが、そいつが俺を気に入った王に俺を売ったのさ。

金持ちから超金持ちに主人が移っただけ。それだけ。何も問題もない。やる事は同じだしな。

まぁ俺の今見てる話は俺の話かってくらい似てるな。

この話は大臣が王の不興を買うのを恐れて奴隷を差し出してを2回くらい繰り返して、妬む奴らの嘘を確認する為に大臣を試して、大臣は正解して更に王の信頼を高めたって話だ。

似てるのは最初の奴隷の所だけか。

先代の王は結構自分勝手で我儘な奴で民は税金やらでめっちゃ苦しんだ。

五大都市からも外されかけるくらいに傾いてもいたしな。

それでも俺は自分の暮らしが良かったから気にはしなかった。

そんな時どこからともなくシンドバッドが現れた。

七つの海を制覇したシンドバッドの強さは

最早、人の域を超えていた。

あっという間に先代の王の軍は全滅。

俺はその時自分の贅沢な暮らしを守る為に無謀にもシンドバッドに挑んだ。

相手の強さも分からないくらい弱かった。

シンドバッドに辿り着く事も出来ず、アリババにボコボコにされた。

そのあとは落ちこぼれに逆戻り。

俺は悔しさとアリババへの恨みで強さを求めた。

もしかしたらシンドバッドの強さに憧れもあったのかも知れない。

そんなこんなで死に物狂いで生きて賞金稼ぎのトップまでに成った。

悠々と好き勝手生きていると出会ってしまった。

黒髪で黒い瞳で可愛い奴。

俺はそいつに惚れた!

理由?そういえば変な訛りの奴にも聞かれたな、何で好きなのか。

理由は・・・ない!

どう思い出してもこれといったものはない!

でも、理由なんているか?

理由なんて自分の気持ちに自信のない奴が求めるもんだ。

俺は自分の気持ちがそうだと言ってるならそれに従う!


それが偽りの気持ちだったとしても?


それでも決めたのは俺だ!

それがもし嘘だとしたら、

本当にしてみせる!!

それでそれが本当だろう!


願いが叶うなら俺はあの人の一番になりたい。

金持ち、先代の王の時も思わなかった。

生きていて初めて思った。

俺が我が君の一番だ!!


俺は暴れた、このクソつまらない話を切り刻む様に。

暴れに暴れて気が付いたら目の前には・・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ