↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/383

87. 隣国からの視察6_北診療所での医療

<北医療院構造>

B1F:駐車スペース

1F:受付と売店、救急受け入れと処置室

2F:診察室と薬局。検査室

3F:事務室と試験室、倉庫、研修会議室

4F~8F:病室

87. 隣国からの視察6_北診療所での医療


明けて翌日、本日は北診療所、株式市場、小中学校を視察する。

早速北診療所に移動する。


朝の渋滞は恒例ではあるが、交通規制をしているせいか、周りには警備の車で、一般車はいない。

中央市場の交差点を曲がり、しばらくすると、北診療所に到着する。


こちらのメンバーは私とプレボー、フランコ北診療所長である。


まずは3階の研修会議室で、医療院の診療科と設備、対応できる症状とその処置についてプレゼンが行われる。


この医療院は、

一般診療科、処置科、麻酔科、血液科、臓器科、皮膚科、呼吸器科、眼科、歯科、

脳科、神経科、手足科、薬科があり、この町で最も大きい医療院である。


隣に新建屋が建築中。


医療設備として、聴診器や注射器、点滴やメスなどの手術処置器具、心電計や筋電計、顕微鏡、

血液検査などの遠心分離機、カテーテルやゴムチューブ、カニューレ等、多岐にわたる。


これらは医療学校研究科の医療技術研究部で開発され、支給される仕組みである。

新症例が見つかった場合、検体やカルテを北医療院等から医療学校に送る。


そして、医療院と医療学校研究科が協力をし、理研究部や細菌研究部が症状を解析、

細菌による症状の場合、免疫研究部が抗体の解析を行い、医薬研究部が新薬を開発し、

北医療院等の各医療院に供給される、その仕組みを説明した。


タチアナ女王「難しい話でよく分からないが、治療を行うところと、

新しい病気を調べる機関があり、新しい薬ができているということですね。」


アリシア王女「確かに各ポーションを服用して治らない場合、高額なエリクサーを服用するが、

対応できなかったり、薬効がほとんどなかったりすることがありますね。」


アリシア王女「あとで、医療学校も視察させてもらえないでしょうか?」


プレボーがイスナルド医療学校長に連絡し、明日、視察できることになった。


ブリーフィングの後、病院の施設を視察する。

見学にあたり、全員清潔な白衣を身に着ける。

これは、外部からのほこりや細菌などの院内での拡散を防ぐためである。


まずは1Fの救急受付と救急車から。


救急車の構造を説明する。

医師が簡単な処置や検査を施せる空間となっていること等を説明。


救急車から降ろされた患者はストレッチャーに乗せられたまま、

建物に入り、救急受け入れで、衣服などの除去、検査、点滴などの処置を施され、

処置室で手術が行われる。

ちょうどこの処置室で、腕の静脈から多量の出血があり、

血管の縫合処置をしている患者が下り、その処置を窓越しで見学する。


タチアナ女王「あれではもう助からないのではないか?良くても腕の切断。」


フランコ「いや大丈夫です。麻痺ポーション(リドカイン)で局所麻酔をしつつ

(痛みで患者が暴れないようにする)、ブランチの止血処理をする。

そして、解毒ポーション(ペニシリン)で、細菌の繁殖を防ぎつつ、静脈を縫合するのです。」


処置の後、6階の救急病棟へストレッチャーごとエレベータで運ばれるとの説明。


処置室視察の後、2Fの診察室と薬局。検査室。


診察室では重症ではない患者の症状を医師が問診し、症状を確認する場であり、

場合によっては、検査室での検査を通し、確実に症状の割り出しを行う。


診察室は診療科ごとに別れている。

そして、薬剤の処方をおこなう。


3Fは事務室と試験室。

医療費の計算や患者の管理などはここで行われており、

簡単な検査室からのデータの裏付け試験等もここで行われる。


4Fから上は各診療科の病室である。

それぞれの階に看護するものが24時間体制でおり、症状の急変などは医師が判断と対応を行う。


一通り、医療院を見終わり、

タチアナ女王「我が国の医療はこの医療院と比べるとまったくの未開であるが、

提携させてもらいたい。そして、我が国の医師を派遣し、学ばせてほしい。」


切実な要望がタチアナ女王からあった。


「明日、医療学校を視察してからどうするか話しましょう。」

とだけ、この場で回答を行った。

作者のうしねこです。

本日は北医療院の視察から。

国王として、日本での公営病院の運営経験から、

この世界に日本の病院のシステムに近い「医療院」を運営しているのですが、

隣の国から見れば、高度に発達した「医療院」に見えたに違いません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。