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8.市場と漁業営団、肉類畜産営団

<登場人物>

ワトソン漁業営団長

クリフ肉類畜産営団長


<登場場所>

市場

漁業営団

肉類畜産営団


8.市場と漁業営団、肉類畜産営団


次に市場を視察する。

市場の周りの建物は半壊しているものもあるが、この様な非常時でも市場は賑やかである。

野菜や魚、肉類が売られている。


市場は川沿いにあり、青空市場で、左右に漁業営団と肉類畜産営団の事務所がある。


橋が壊れているので、対岸から売り物が小舟で運ばれている。


魚売り場を見ると、サケ、ナマズ、コイ?、サクラマス、チョウザメ?、ウナギ?、アロワナ?といった淡水の魚のほかに、エイやシイラなどの海水がほとんどの魚もいる。

日本のスーパーの魚コーナーや市場に慣れている私としては、とても生臭い。切り身の魚には、氷はひかれておらず(当たり前か)、ハエの様な虫が。


サケはおいしそうだがにおいが。

いくら?も瓶に入れられて売られている。


とてもいくらご飯が食べたくなりますね。


ナマズは2mくらいあり、頭が切り下され、内臓がとられている。

これ、フライにするとおいしいんですよね。


コイは、微妙。コイこくはあるが。


サクラマス、これはムニエルするとおいしい。どこかの駅弁ですしがあったと思ったが、コメがない。

この魚がいるということは、ヤマメやアマゴがいる可能性がある。


チョウザメはまず、キャビアだな。

知事をしていたころ、温泉で養殖する話があった。

身も食べられるらしいが、新鮮なものでないと、独特な臭みがあるらしい。


あとウナギが気になる。どうやってここでは食べられているのだろう?


アロワナ?どうやって食べるんだろう?


エイ、日本の北海道地方等で「カスベのから揚げ」等で食べますね。放置すると、独特のアンモニア臭が。しっぽには毒があるので、切り落とされて売られている。


シイラも、食用である。塩焼きやフライなど、いろいろある。


食生活が豊かになりそうだ。


隣には貝やエビも売っている。


シジミ?やハマグリ?の様なもの、川エビである。


さらにその隣は、肉売り場。


主に畜産の肉とモンスター肉が売られている。


牛、豚、鳥、羊はもちろんのこと、ボア、オーク、リザード、スネーク等。


モンスターの原型をとどめているものも多い。


鳥は鶏のほか、七面鳥、ウズラ、カモ、キジ、コカトリス等。

内臓は売られていない。


焼き鳥にできるのに。


あと調味料と料理器具も売られている。

調味料は、塩、トマトソース、酢、なんかのソース、砂糖や胡椒。


砂糖や胡椒は高い。それぞれ、100gぐらいで金貨20枚以上。


料理器具はフライパンや煮込み鍋、大きなパスタをすくう道具?や鉄串等。

ナイフやフォークセットも売られている。


あとはカップや皿。金属製の物もある。

飛ぶ様に売れている。


その隣は野菜と果物売り場で、果物は早春なのに充実している。


オレンジ、赤青黄色リンゴ、ベリー類(イチゴ、イエローベリー?ホワイトベリー??)、キウイ。


野菜は先ほど視察した農業営団で見かけたものである。


日本では果物や野菜は、温室や輸入によって高くても一年中入手できる場合があるが、ここではそうではないようだ。


温室か。


あとは、パンや穀物を売っている。穀物は小麦、大麦、ライムギ、燕麦等。


市場を見た後、漁業営団を訪問する。


ワトソン漁業営団長が迎える。


この町は主にブルツブルグ川やその周りの湖沼でとれるものが売られているとのこと。


漁師は早朝に漁を行い持ち込まれるとのこと。

漁の方法は、投網、釣り、仕掛け等。


市場の魚を見ると、氷はなく、野締めのものであった。


「魚が取られたら、血を抜かないのか?」


「すぐに殺してしまったら、鮮度が下がってしまいますよ。」


魚が暴れてうまみ成分がなくなったり、死後硬直を遅らせ内出血を防ぎ鮮度を保つというものだが。


「まあ、試してみてくれ。」

とだけ言う。


あと、この世界、魚の養殖と稚魚保護という考えがないらしい。

サケやサクラマスが減ってきているらしい。


魚の養殖と管理漁業は課題だなと思う。


次に、肉類畜産営団事務所に行く。


小太りの団長が迎えてくれる。


名は、クリフ団長。

いかにもという体格をしている。


「震災で食料需要が上がってまして、本来は肉によって熟成させなければならないのですが、熟成期間を短縮させて出荷しています。あと、バター、ハム、チーズが極端に足りなくなっていまして、市場に入れても、すぐに売れてしまいます。」


確かに無かった。


「あと最近、鶏卵にも力を入れていて、生で食べられるものを市場に供給しようとしていたところだったのですが、この地震でそうも言ってられなくなりました。」


ここも課題があるようだ。


新鮮な生卵、料理のレパートリーが広がる。


この様子を見ると、食料はすぐにいきわたるな。物流と住むところの問題か。


お礼を言って肉類畜産営団事務所を出る。


帰りに市場で、サケといくら、ウナギ、なんかのソース、塩、大麦を買って帰る。

作者のうしねこです。


食料は確保できてる様で、物流と住居が当面の問題の様です。

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