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73. リールインペリアルホテル開業

<リールインペリアルホテル案内>

B3F:電気水道、空調設備

ビルの設備


B2-B1F:倉庫、車両駐車場

これから復旧するであろう、電気自動車の駐車場。


1F:エントランス、フロント、カフェ「ブルツブルグ」、大ホール

エントランスとちょっとしたカフェ、ホール(宴会場)等がある。


2F:会議室、小ホール、ショッピングフロア

貸会議室、小宴会場が3つ、ショッピングエリアがある。

そのほか事務所、ハウスキーピング、メンテナンス

ホテルの事務所、洗濯所、設備をメンテナンスする部署等がある。


3F:レストラン「Worrior」、「Renne Castle」、「Urban」、「Foreigner」、「OuterWorld」、Bar「Cherry Wine」

「Worrior」:モンスター肉を専門にしたレストラン。

「Renne Castle」:宮廷料理を模した物

「Urban」:創作料理

「Foreigner」:周辺諸国の料理

「OuterWorld」:うどんやラーメン、うな丼等、前の世界日本で食べていた料理の再現。

Bar「Cherry Wine」:ジンジーニャや普通のぶどうのワインバー


4F-9F:シングルルーム

10F-19F:ツイン、ダブルルーム、ファミリールーム

20F-22F:スイートルーム

23F:ロイヤルスイートルーム

24F:スカイレストラン「Phenix」、「Dragonia」、Bar「Sky terace」

73. リールインペリアルホテル開業


いよいよ、リールインペリアルホテルが開業する日がやってきた。


1Fのエントランスで私国王自らテープカットを行う。

ちなみに、今までこの世界では開業するときにテープカットの習慣がなかったが、

私のアイデアで、今回初めて行う。


実は3Fのレストラン、コック長のクリスチーネが監修した料理が出るとのことで、

一通り視察が終わった後、このレストランで食事をすることになっている。


1Fのカフェでは、ハープシコードの生演奏が流れている。


総支配人のウルリッヒはエルフの男性ではあるが、年は500歳を超えていて、ナイスミドルである。


「お初にお目にかかります、ウルリッヒといいます。

以前まで冒険者ギルドの事務長をしておりました。」


「今回このホテル開業にあたり、お客様にくつろげる空間を提供しました。」


「ロビーのカフェ『ブルツブルグ』では、ブルツブルグの雄大な流れを表す選曲をしました。」


「おすすめはプロブディフ産の小麦とオルテス産レモンを使いましたクッキーと、サマランカティーになります。」


2階のショッピングフロアをご案内します。


1階から2階に上がるのに、エレベータを使う。

エレベータにはエレベータガールがいる。


「2階のおすすめはショッピングエリアで、衣装を取り扱うお店、陶器を扱うお店、リキュールを扱うお店、

家具を扱う店、葉巻を扱う店、高級武器や防具と道具を取り扱う店、魔法のロールと魔石を取り扱うお店、

ちょっとしたテイクアウトできる料理を扱う店、銀行支店等があります。」


「あとは、モンスターを倒された冒険者様が、モンスターを預ける店もございます。

もちろん水の魔石の冷蔵庫設備付きでございます。」


よくしゃべる。


「後で3階のレストランに行かれるとのことなので、シングルルーム、ツイン、

ダブルルーム、ファミリールーム、スイートルーム、ロイヤルスイートルームをご紹介致します。」


「まず、シングルルームですが、一人での宿泊を想定しており、ベッド、水の魔石による冷蔵庫、

剣や杖を建てる『剣立て』、シールドかけ、こちらはタワーシールドなどの大きい物も使用可能です。

そして鎧かけもございます。あとは風呂と洗面、水洗トイレがついてございます。」


「お湯は地下の設備で集中的に沸かしており、各部屋に配管で届けられております。」


「この部屋、なんと石鹸がついております。」


「この建物全体ですが、なんと空調がついております。冬は火の魔石の暖房、夏は水の魔石の冷気で快適に過ごせます。」


「次は10階のフロアに参ります。」


ほんとによくしゃべる。


「こちらは、ツイン、ダブルルーム、ファミリールームがそれぞれございます。

ツインはベットが別れており2つ、ダブルは大きいものが1つ、ファミリーは4つございます。」


「各部屋言っていただければ、追加のベッドを用意できます。」


「部屋の設備はシングルと同じですが、ファミリーは簡易キッチンがついております。」


「料金は人数ではなく、部屋ごとになります。」


「次に23階、:ロイヤルスイートルームをご案内します。」


「こちらはリビングとダイニング、そして寝室が4つ、風呂や洗面所が2か所、トイレも2つ付いてございます。」

「冷蔵庫には、ワインやジンジーニャ、エール、ソフトドリンクが入っており、飲み放題です。

干しブドウやビーフジャーキー等のおつまみも食べ放題です。」


「電話もかけ放題となっております。」


「高層階なので景色は一望です。」


「次に最上階、スカイレストランとバーをご紹介いたします。」


「まず、スカイレストランですが、『Phenix』、『Dragonia』2か所ございます。」


「『Phenix』はこの国の高級食材を使った料理を出すレストランで、『Dragonia』は家族向けでございます。」


「バーは深夜もやっており、最近このイルンの町に増えてきたライトが星のように見え、

この国の名産、ジンジーニャとハスカップの原液を使ったカクテルを飲みながら、夜の雰囲気を味わうのが大変おすすめです。」


ウルリッヒと別れ、3階のレストランフロアで降りる。


レストラン「Urban」で、ディアンヌ、リアのコンビに、「こっちよー。」と声をかけられる。

しばらくのモンスター肉談義の後、クリスチーヌが料理を持ってくる。


メニューは以下の通り、


➀レタスとキュウリに甘くない枝豆シャーベットを載せたアペタイザー。

➁ライムギパンとバター、ハスカップジャム

➂干しレッドスライムにコカトリスの骨からとったスープ。

➃人参とビーツの酢づけ千切りにロックオーストリッチのローストを巻いた物に、

カレーケチャップソースをかけたソーセージ(カレーウルスト)を添えた前菜

➄トラウトキングサーモンのムニエル

➅ブルーブルのジンジーニャソースかけステーキ

➆角切りメロンとスイカを乗せたプルーンシャーベット

➇紅茶


である。


どれもおいしかった。


作者のうしねこです。

いよいよリールの町初の高層ホテルが開業です。

冒険者ギルド出身のウルリッヒが総支配人なだけあって、

冒険者に快適なホテルとなっております。

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