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63. 軍用小銃(ハンドガン)とライフルの試作

<新技術>

軍用小銃ハンドガン、ライフル

63. 軍用小銃ハンドガンとライフルの試作


翌日、完成した黒色火薬で、軍用小銃ハンドガンとライフルが完成したという連絡がシモーヌからあり、

製鉄工所に向かう。

メンバーは、シモーヌとイリーナ、ディアンヌ、そしてアリドラである。


黒色火薬ができたところで、薬莢やっきょうに火薬をつめ、

試作した小銃とライフルに詰め込んだものが、所長室のテーブルの上にある。

あと試作の軍用小銃ハンドガンとライフルも。


小銃ハンドガンもライフルも原理が似ているが、マガジンという複数弾丸を充填する機構があり、

スライドを引くことによって、弾丸がチャンバーに格納される。

次からは、トリガを引くとスプリングによって自動的に補填される。


ライフルはセミオートとフルオート機能があり、

トリガを引くと、ハンマーが落ちる構造となっており、撃針が弾薬の後部の雷管にあたる。

その後、雷管前部の火薬が発火し、急激にガスが発生する。そのガスに押し出される形で、

銃口から弾丸が発射される。


セミオートの時、この発生したガスが、ボルトキャリアという機構を作動させ、ハンマーを元の位置に戻し、

シアーというかんぬき構造の機構によって停止する。。

要するに弾丸が連続で出ていかないのである。


フルオート設定時は、シアーに引っかからない構造となっており、ハンマーが再び撃針を叩き、

雷管にあたり、火薬が爆発し、ガスが発生して…を連続でこなす。


さて、使ってみよう。

製鉄工所の一角を誰も入れないようにし、的を設置した。


早速小銃を撃ってみる。

スライドを引き、弾丸をチャンバーに入れ、トリガを引き発射。


最初は的から外れてしまった。

反動が大きいのである。

両足を構え、バランスをとってから撃つべきか。

マガジンには0.35インチ径の弾丸が8発装着なので、何回か弾丸をマガジンに装着しなおした。


30発ぐらい撃ってみて、ようやく的の中央部分に当たるようになってきた。


次はライフルだが、まずはセミオートで撃つ。

これはマガジンの収容力が小銃よりも多いため、何発も格納できる。


小銃で要領を得たためか、最初から的にあてることができた。


オートモードで撃つと連続して弾丸が発射される。

0.3インチ径、装着数30発の弾丸が次々に発射される。


試射結果を見て、

「魔導士は廃業しますね。」

とディアンヌが言う。


冒険者ギルドで、戦士や狩人、回復士、魔導士等、いろいろ役割をこなすものがいるが、

狩人は弓やボウガンから、明らかにこの「銃」に武器が変わるだろう。


魔導士のポジションも、ライフルのオートモードで危ないかもしれない。


もし冒険者がこの「銃」を使ったら、パーティーのバランスがどうなるのか?

である。


最後にアリドラはこれで軍の強化がはかれ、終始満足そうな顔をしていた。

作者のうしねこです。


この中世ファンタジーの世界に初めて、「銃」が登場した瞬間です。

冒険者で戦士や、狩人、回復士、魔導士等の職業がありますが、

パーティの武器と組成がこの銃によって変わりそうです。

そして、軍の強化もでき、アリドラも満足の様です。

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