49. イルン復興慰労会とクッキング講習会
<登場料理>
ミートソースパスタ、ピザ、オムライス、フライドポテト、から揚げ、ボルシチ、
ブルーブルのステーキ、ポテトサラダ、グリーンサラダ、
トラウトキングサーモンとビッグイーターバスの燻製
49. イルン復興慰労会とクッキング講習会
本日城で、復興と町の発展のため、みんなをねぎらう目的で、イルン復興慰労会を夜、行うことになった。
野外パーティーである。
城前の開場セッティングは内政大臣が仕切っているからいいとして、
城のキッチンにこもっているのは、クリスチーネとリア、ディアンヌ、そして私。
内心、美人のエルフに囲まれるのはうれしいが、
料理の腕を披露する。
パスタは、この国のとなり、南の山岳国ボルン帝国の料理となっており、
この国にもそれらしきものがある。
でもミートソースがない。
(ミートソースパスタ)
まずはみじん切りにした玉ねぎ、人参をバターで炒める。
玉ねぎの色が変わってきたら、ひき肉、ジンジーニャ(サクランボ酒)、ニンニクを入れて炒める。
ゆでたトマトと塩を少々入れて、トマトの形が完全になくなるまでかきまぜ、最後にパセリとオレガノを入れ、出来上がり。
そこにゆでたパスタを入れる。
(ピザ)
これも山岳国ボルン帝国だそうだが、この国ではあまり見かけない。
小麦粉に水を入れ、こねる。オリーブオイルと塩も混ぜるが、甘さを出すためジンジーニャを混ぜる。
そして丸く薄く引き伸ばす。
このピザ生地に、ゆでたコカトリスの卵の千切りと薄切り玉ねぎ、千切りウインナー、ケチャップを混ぜる。
そして石窯で焼く。
(オムライス)
玉ねぎとコカトリス胸肉のみじん切りをオレガノと塩を入れ、バターで炒める。
ある程度炒めたところで、水で戻した大麦とケチャップ、パセリのみじん切りを入れる。
そして塩で味を整える。
別のフライパンで、コカトリスの卵を使いアリー部オイルで薄く焼いていた膜に、
この大麦を炒めたものを乗せる。そして卵の膜でくるむ。
その上から少しケチャップをかける。
(フライドポテト)
ジャガイモをゆで、すりつぶす。
すりつぶしたものに解けたバターを少し入れ、混ぜ、型で細長く成型し、油に入れあげる。
あげた塩をまぶす。
(から揚げ)
コカトリス肉に小麦粉と塩を少々まぶす。
よくからめて、油で揚げる。
最後にレモン汁をかける。
(ボルシチ)
鍋1にコカトリスの骨のゆで汁にローリエを加えたスープを作る。
フライパンにニンニクとコカトリスの肉を菜種油で炒める。
鍋2でビーツをゆでる。
鍋1の骨を取り、ゆでたビーツの角切りと、炒めた玉ねぎのみじん切り、
ジャガイモと人参の角切りを入れる。
そしてフライパンの物と鍋1の物を合流させる。
キャベツのみじん切りも入れる。
ジンジーニャで味を整え、ゆでたトマトを少し加え、
最後にみじん切りにしたパセリを入れ完成。
(ブルーブルのステーキ)
オリーブオイルで焼き、塩で味を整える。
(ポテトサラダ)
ジャガイモをゆで、つぶす。ここに、コカトリス骨のゆで汁、お酢を少々入れる。
キュウリの輪切り、ゆでたニンジンのいちょう切り、ソーセージの輪切りを入れる。
ゆでた鶏の卵の千切りを入れ、マヨネーズと少量の塩で混ぜ、出来上がり。
(グリーンサラダ)
レタス、みじん切りにしゆでたニンジンに塩を入れたもの、千切りキュウリ、
ゆでたオクラ、ゆでたリーキのざく切りを使用。
ドレッシングは、ケチャップにオリーブオイルを混ぜたものを使用。
リア特製のトラウトキングサーモンとビッグイーターバスの燻製も出す。
慰労会の参加メンバーは以下のメンバー
元知事=現国王陛下=私
ディディエ王子
ハーヴェ内政大臣
アリドラ軍務大臣
プレボー医療衛生大臣
ヒシーニ建設大臣
トーステン財政大臣
ホファー外政大臣
サヴァリアント情報局長
シモーネ 科学技術大臣
イリーナ 製鉄工所副所長
クリスチーネコック長
ディアンヌ魔法導力研究所所長
トロティエ冒険大学校長
リア冒険者ギルド長
フランコ 北医療院長
ルーカス農業営団団長
オスマン交通営団長
ワトソン漁業営団長
クリフ肉類畜産営団長
カロン住宅営団営団長
パウラ電気営団長
イスナルド医師(医療学校長に就任予定)
グルーヴェ イルン東小中学校長(教育大臣に就任予定)
風はなく、初夏の気候の下、松明とライトの明かりで照らされ、
ハープシコードとバイオリンの生演奏が入り、この食事メニュー。
会場は大いに盛り上がった。
作者のうしねこです。
以前行われた慰労会よりにぎやかになっています。
料理が増えましたが、胡椒が欲しいですね。




