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48. リール軍基地と兵器開発所

<新規技術>

銃(小銃、ライフル銃、機関銃)、大砲、戦車砲、手りゅう弾、戦車、旋盤、フライス盤、

硝酸カリウム(硝石)

48. リール軍基地と兵器開発所


アリドラ軍務大臣はあまりしゃべらない。

しゃべらないのだが、理論的な思考を持つ存在ではある。


「ここ半年で、町が復興するどころか、多くの技術を活用し、大地震以前の賑わいを見せています。

これは『光』です。光のあるところ、影ができ、その技術を自分の物にしようとするものが現れます。

それは国も同じです。」

「このままだと、どこかの国が我々の国を狙い、侵攻してくるやもしれません。」

「軍事にも最近の技術を取り入れ、抑止力として持つべきです。」

「争いごとを起こさないためには、抑止力も必要です。獲得した技術と軍事力は、

我々の自制力を以て、周りの国に使用しなければ、平和は持続します。」


確かに地球の20世紀、第2次世界大戦までは、大きな戦争が頻発していたが、

アメリカとソ連の2大大国が核兵器を持ち、お互いが自制したことにより、

世界規模の戦争は抑えられていた。


ところでこの世界の軍事装備は、ファンタジーである。

剣や槍、鎧や盾の世界である。


最近の近代的な鉄筋建築や路面電車と比べたら、不釣り合いな感じはする。

(冒険者も不釣り合いなような。)


地球でいうと銃(小銃、ライフル銃、機関銃)、大砲、戦車砲、手りゅう弾、戦車といったところか。


銃の構造はシンプルに言うと、弾道がスパイラルになっている筒に格納された、

火薬が入った弾丸を、火薬を爆発させることにより回転運動を与えながら、射出される仕組みである。

強度と弾道の精度がポイントとなってくる。


あとは、1発だけで終わりではなく、連射できるギミックも必要である。


あと大砲も同じような原理である。


手りゅう弾も、火薬に時間差で発火させることにより爆発させる。


戦車は、戦車砲と機関銃を装備し、鋼板により、通常の自動車よりも強度が必要。

電気戦車か。


あと一番の問題は火薬。魔法導力研究所で研究製造してもらうか。


シモーヌ、外政大臣、情報局長を呼ぶ。


「アリドラ軍務大臣の提案により、我が国の軍事装備にも新技術を取り入れようと考えている。」


「考えているものは、銃(小銃、ライフル銃、機関銃)、大砲、戦車砲、手りゅう弾、戦車である。」

1つ1つ説明していく。


みんな黙って聞いている。


「やることは、まずは銃の金型を作ること。これは火薬が爆発した時の強度と弾道の加工精度が必要である。

シモーヌ、あとで加工機械の旋盤とフライスを説明する。」


「分かりましたわ。」


「そして火薬の研究が必要だ。これはディアンヌに頼もうと思う。」


「そして、戦車。これは電気自動車をもとに、鋼板を強化し、キャタピラーというタイヤではない、

悪路でも走行できる機構をつける。そして、戦車砲と機関銃を搭載する。これもシモーヌ、お願いする。」


「分かりましたわ。」


「これら機器を使い、訓練する基地が必要だ。農業大学校の近くに、基地と武器の研究所を設置する。

軍務大臣、準備に入ってくれ。」


「分かりました。」


-----------------------


さてここはいつもの製鉄工所の所長室。


シモーヌ、イリーナ、軍務大臣が説明を聞いている。


「銃や砲、手りゅう弾の金型は鋳造で作る。鋳造は精度が悪いので、補正加工がどうしても必要になる。」


そこで今日は旋盤とフライス盤を説明する。


「旋盤は、以前説明したチャックに回転する金属材料を抑え、

バイトという固定された刃で、回転する金属材を切削する加工装置なんだ。」


いつもの黒板に絵を描く。


「ギアで段数を変え、回転側をを変えられる。


あまりバイトを切削材料に深く刃をあてると、刃が折れてしまう。

精度良く上げるには、あてる刃の角度の位置にきをつけるんだ。」


そしてフライス盤。

これも絵をかきながら、


「これは回転するチャックにつけられたドリルに、万力という治具で、

固定された部材をあてることによって、これも金属材料を削る加工装置なんだ。」


と説明する。


「鋳造した部材をこれで加工し、精度を上げる。」と説明する。


これら加工器具を作ることとなった。


-----------------------


次にここは魔法導力研究所。


最近城にキッチンによくあらわれるディアンヌ、シモーヌ、軍務大臣が、火薬について話をする。


「(黒色)火薬とは硝酸カリウム(硝石)、硫黄、木炭を混ぜたもの。」


「硫黄なら魔法の媒体として、町から1週間程度のリヴィブ火山で取れますよ。」


「問題は硝酸カリウムだな。アンモニアを亜硝酸菌で分解すればできるのだが。」


「アンモニア?亜硝酸菌??」


「古いトイレ等で臭いにおいがすると思うが、アレ。」


「えーーーーーーーーーーーー。」

全員が驚く。


「糞尿を雨が入ってこない土中にしみこませ、乾燥させ、亜硝酸菌で分解させるのですか???」

ディアンヌが大きな声で、ものすごくやりたくなさそうな顔を見せる。


「この辺は雨がよく降る地域なので、天然の硝石がなく、作るしかないんだ。」


エルフの女性に頼むことではないことは分かっているのだが。


最後まで嫌がっていたが、しぶしぶ了承。

作者のうしねこです。

国王、国の軍備の近代化に乗り出します。

そのために、年頃の女性エルフに糞尿を集めさせ、硝石を作ることを依頼することに…。

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