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41. 綿布と自動織機

<新技術>

綿花栽培、自動糸より機、自動織機

41. 綿布と自動織機


羊毛の布はあるが、この世界には綿布が少なく、交易で入ってきたもののみとのこと。

合成繊維というものがあるが、原料は石油である。

まず、この時代に調達できるものにする。


以前生垣として植えられていた木綿(綿花)を、農業営団を訪れるときに見かけていた。


この木綿を大量に植え、綿花を収穫できないか、相談するため、農業営団を訪問する。


木綿は温かく、水分の多いところを好む。


生垣として生えていたところは南斜面で温かいところである。


この木綿を大々的に栽培し、綿の繊維を収穫するためである。


ルーカス農業営団団長に相談をする。


「ああ、あそこの生垣に植えられている木綿ね。あれは、温かいところにしか生えず、

この地方が木綿の生える北限だと思います。」


「この木綿を畑に植え、この綿花から綿を採取できないか?」


「難しいところですが、やってみましょう。」


帰り際に、生垣の綿を採取してもらうことにした。


帰りにいつもの技術開発営団に寄る。


イリーナを見つけるなり、

「この綿を布にする自動織機を開発してくれないか?」

という。

いつもの所長室の黒板に、この自動織機の図を描く。


日本では手動式の機織機が童話でもあるが、機械式を考える。


まず、木綿を糸にする。

綿を洗って不純物をとった後、綿をより、糸巻に巻き付ける。

綿をよる方法はラッパ上で真ん中に穴が開いている機械に綿を入れ、

このラッパ上の物を回転させながら、穴から糸を引っ張り出し、

糸巻に巻き付けていく。


できた糸を自動機織り機で布化する。


構造は複数の平行な糸の列を、途中に釣り紐のある織機に1本づつ通していき、

糸を出していくローラと経糸という、に平行な糸の列にからめる。

この横方向にジグザグに通す糸を交互に往復して、毎回、釣り紐を上下させ、

できた布を巻き取るローラを調整して巻き取っていけば、布ができる。


この糸寄りと機織の工程は羊毛でも対応が可能である。


ここでは、手動で糸を上下させ、往復させていたが、

モータとギア機構、回転をクランク運動に変えるリンクを使えば、

電気で織れる。


イリーナは

「今まですべて、人の手で行っていたので、衣服は貴重で、

自動化できればたくさんの織布がで出回り、市民の生活を支えることができますわ。」

という。


できた布に綿をつめ、重ね合わせれば、防寒着の布や布団ができる。


日本も昔は衣類が高く、ボロボロになり、擦り切れるまで、着古されていたが、

生活に繊維製品が安く浸透するのである。


繊維製品の改革は、復興と生活水準の向上につながるのである。

作者のうしねこです。今回は衣食住の「衣」の部分の技術革新です。

昔は衣類が高価でしたが、自動化により、コストが下がり、誰でも何着でも衣類が所有できる環境となりました。この世界は衣類が手織りなどで高価なため、国王はこの部分を何とかしようと考えた様です。

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