38. 路面電車開業
路面電車開業。
6両編成の列車が3分間隔で来ても、さばききれないほどの乗客が押し寄せている模様。
38. 路面電車開業
いよいよ、路面電車東西線の開業である。
事前にオスマン交通営団長から聞いている情報では、
乗車する人が多いことが予想されるとのことで、全ての編成を6両で運転するとのこと。
早速、各駅を視察しに行く。
王城下医療学校設計事務所前駅であるが、駅は完成しているが、医療学校と設計事務所は建設中。
駅には行列ができていた。
東医療院駅であるが、医療院の建物はほぼ完成していて、内装工事中。
ここも開通と初乗車を待っている乗客であふれている。
水道橋駅は静かな高級住宅街であるが、今建設ラッシュ。
駅にはそこそこの人が並んでいる。
東中住宅駅も初めての乗車を待つ人で行列ができている。
周りの住宅も完成し始めてきて、住人が住み始めている。
荷物を運び込んでいる住人もいる。
東デパート駅も人であふれている。デパートにつながる駅の橋上コンコースも人であふれていて身動き取れない。
馬車どおりも、人であふれかえっており、ゆっくりと走行した。
東学校前駅も1番列車を待つ乗客であふれている。
周りの小中学校と大学校もまもなく開校する。
通いなれた製鉄工所前の駅。
ここも開通と初乗車を待っている乗客であふれている。
ここに引き込み線があり、路面電車の車両はここで作られた。
中央市場前駅は、よく食材を買いに来たなじみのところ。
将来の南北線交差駅。
ここも人であふれかえっている。
この駅まで来たところで、開業。1番列車がやってくる。
すでに大勢の人が乗っており、6両では全然足りない。
路面電車から降りる人と乗る人でごった返している。
次のポルカ橋東駅はあまりホームには乗客がいなかったが、
1番列車がつかえているのか、2番列車が待っている。
橋を渡り、ポルカ橋西駅。ここもホームに待つ乗客は少ない。
そして、東下町駅。
3番列車が止まっている。
高層住宅はすでに住民が住み始めていて、下層のショッピングセンターも開業。
ホームは人であふれている。
次に西学校駅。
ここはまだ学校は建設中である。
ただ、ここも周囲の住人が駅に押しかけている。
そして、魔法導力研究所駅。
魔法大学校は建設中。魔法ショッピングセンタもまもなく開業。
開業の日、視察に来ようと思う。
西医療院駅。
整地が終わり、病院の建物はこれから建設に入る。
ここまで来ると、人が少なくなってくる。
車庫前駅。
車庫から次々に6両編成の電車が発車していく。
駅にはそこそこの人がいる。
ラッシュ時、3分に1本は電車が来る計算である。
それを加味しても、全体的に見て、6両は輸送力が少ないと思う。
開業日とはいえ、これほどまで乗客がいるとは。
南北線の計画を考え直さなければと思う。
編成の構成として、2両+4両の構成にしたが、
南北線は中間の4両すべて先頭車なしにするべきかと思う。
とにかく、路面電車が走り出したことによって、
町の復興は、震災前より進むと思う。
あとで、各大臣も視察に出かけ、
町の復興に感激した、にぎやかな街を取り戻したのは、
国王のおかげと何度も言われた。
作者のうしねこです。
いよいよ路面電車開業です。
開業日の各駅の状況を見て、早く南北線も建築しようと考える国王でした。




