表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
373/383

373.強力な…を制御できる宇宙船

373.強力な…を制御できる宇宙船


ディアンヌは、ユリア達と一緒に、この艦の機関室に来ていた。


ディアンヌ「これよこれ。」


アシモフ「ここの機械、以前の宇宙船で見た、魔法を制御する機会と似ておったからの。」


ユリア「ちょっと待ってください。」


ユリアは壁一面にあるコンソールを調べ始めた。

15分ほどしてから、


ユリア「そうですね、こちらは艦の推進装置の制御コンソールですが、

こちらは、魔法を発動する装置にもなりますね。」


国王「装置にもなる?」


ユリア「この装置なんですが、惑星を攻撃できる装置にもなる、とでも言いましょうか。

魔法発動する装置は、惑星の複数の箇所の、ごく一部の地域に天変地異や魔法エネルギーを具現化できる装置なんですが、

これは小規模のエネルギーを複数分けて出力する、ということなんです。

でも、この艦が持っている機能、つまり、この装置ですが、大出力のエネルギーを惑星に広範囲にぶつけることもできるんです。

つまりは惑星のコアまで影響を与えるエネルギーが出せるんです。この船は。」


国王「つまり、惑星を壊せる艦、であると?」


ユリア「そうですね。

ただ、エネルギー源は近くにある恒星レベルの核融合エネルギーを転送で、ターゲットの惑星にぶつけ、

攻撃のエネルギーに変える、という仕組みですが。」


国王「かろうじて何を言おうとしているのか私はわかるが、

ディアンヌにわかる内容で説明した方が良いな。

私が説明するから、間違えたら行ってくれ。


そうして、国王はディアンヌに説明を始める。


国王「この世界では、魔導士の数だけ、魔法があちこちで使われ、そのエネルギーをこの艦から送る仕組みだったが、

以前我々が見た艦は、魔法の規模に制限があり、対象がモンスターだったり、規模が小さいレベルだった。

しかし、この艦は、町、いや、国、いや、複数の国や大海、山脈を一瞬で壊す魔法エネルギーを出すことができるんだ。」


ディアンヌ「…」


国王「?」


ディアンヌは考え込んでしまった。


国王「ユリア、ロカルノの目的は、この惑星をこの艦で壊そうとしていた、と言うことではないか?」


ユリア「そうですね、その仮説もあり得ます。ただ…」


国王「ただ?」


ユリア「この惑星を壊せるほどの核融合エネルギーを出せる惑星が近くに無いのです。」


国王「でも、この惑星は温暖で、恒星からの放射エネルギーを受けている、

つまり、恒星は近い、と言うことではないのか?」


ユリア「そうですね、惑星を壊せるエネルギー量を惑星には、現時点では送れませんが、

惑星の気候を温暖に保つぐらいのエネルギーは、常にこの艦から惑星に送られていた、

と言うことです。」


国王「?!つまりだ、この艦は、あの艦が爆破された時、近くにいて、大昔から、惑星の環境保全艦として、

存在したということか?」


ユリア「あの宇宙船が爆破された時、最短の恒星の近くにいて、

この惑星まで、気候保全のためのエネルギーを送っていた、と言うのが正解です。

この艦の航海記録から、わかりました。宇宙船が爆破された後、この艦は、この惑星の軌道上に来た様です。」


ユリアは少し間をおいてから、


ユリア「この艦が、過去に送られ、惑星環境保全艦として、使われてきた、という事実は確かです。」


国王「…」


ユリア「あ、そうだ。つい最近、この艦は転送効率を上げる改造を行っていた様ですね、

まだ、改造完了していませんが。」


国王「つまり、やっぱり、この惑星を壊すほどのエネルギーを転送できるように改造、ということか?」


ユリア「そうだと思います。」


国王(この艦の改造が終わるまでに、この艦が見つかり、ロカルノを排除できてよかった…)


国王「ところで、宇宙船の寿命って、どのくらいなんだ?」


ユリア「そうですね、改修をうまく進めていけば、5000年は余裕なんじゃないでしょうか?」


国王「この艦がもし、5000年前に送られてだ、その頃からこの惑星の気候環境保全を行う、

となった場合、誰がメンテナンスや操作を行うんだ?」


ユリア「最近は、ロカルノの協力者が行っていたとして、それまでの数千年は1人の人間が生きていられませんね。」


国王「ユリアの様なアンドロイドがいたんじゃないか?」


ユリア「!!」


国王「もし、機能停止して、この艦に保管されていれば、探してみようじゃないか?」


ユリア「そうですね。それが真実を見つける近道になりそうです。」


国王はこの機関室にいる全員に向けて、


国王「とにかく、この世界を壊すほどの魔法を制御できる力がこの艦にはある。

魔法を再度、この艦を使い使えるようにするかどうかは、あとで議論することとする。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ