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35. 電気自動車を検討してみる

<新規技術>

タイヤ、ステアリング、パワートレイン、ダンパ、加速と減速、クラッチペダル、

まがりばかさ歯車、モータルーム、サイドミラーとバックミラー、車のトリム、

座席、サイドドアラッチ、モータ排熱暖房、

35. 電気自動車を検討してみる


路面電車の開発にある程度めどがつき、その技術を電気自動車に応用できないか、今考えている。


モータ制御とブレーキの技術は路面電車のそれを小型化することで検討。


路面電車と違い、車はハンドルがついており、タイヤがあり、向きを変えることにより、

様々な方向へ移動できる。


主な新しい技術といえば、

➀モータと減速の機械・電気ブレーキ、加速の回路は路面電車を流用。

➁タイヤ

➂(パワー)ステアリング

➃パワートレイン

➄ダンパ

である。


➀については路面電車の流用であるが、小さい車体に納められる様、設計は小型化する。

電車ではレバーであったが、クラッチ機構とそのレバーを採用する。

ギアを変えるとき、クラッチペダルで回転動力を分離し、ギアをシフトレバーで交換、

ゆっくりとクラッチをつなぐ。

このギアの組み合わせて、低速度高トルクから高速度低トルク、逆転ができる。

加速と減速はレバーではなく、足のペダルで行う。ブレーキペダルはモータの抵抗ブレーキを制御する。

ハンドブレーキは、車輪についているディスクブレーキを制御。


➁については、ブニ(ゴム)でチューブを作り、外側をワイヤの網目で成型したゴム型でタイヤを作ることとする。

➂については、ワイヤとプーリ式を採用する。ハンドルを回すことにより、ワイヤがコントロールされ、

ギアボックスの様な機構をプーリに設け、軽く、ステアリングを動かせるようにする。


➃については、前輪駆動、自在継ぎ手、まがりばかさ歯車を採用する。

➄車体とパワートレインのところに、ばねの中にダンパーを設置した部品を取り付けることとする。

板ばね構造も考えたが、乗り心地をよくする為にである。


あとは車体である。4人乗りで鋼板の箱構造とし(角ばったSUV)、

横のドア4枚と巻き取り式の上下に移動できるガラス窓をつける。

モータルームは、衝突の乗員室保護のことも考え、フロントとし、ドアの周りなど、ブニ(ゴム)の防水構造とする。


走行時に安定性を持たせるため、車体上部を軽くため、絞り構造とする。


あとは、サイドミラーとバックミラーであるが、ブラックスライムの溶解液(硝酸)に銀を溶かし、

銀鏡反応という化学反応でガラスに銀の膜を生成させる。


車内のトリムとして、ジャイアントラットの毛皮を使い、座席はスプリングの型に、

サーベルタイガーの毛皮を縫製する。


あと、運転時、周りの人に進む方向が分かるように、ウインカーを追加検討する。


シモーネは私の書く図面を見ながら、いろいろと質問をしてくる。


「路面電車と同じくベルをつけた方がいいのではないですか?」


「強くハンドルを回した時、ワイヤにダメージを与えないよう、

ハンドルの回転軸にメカロック機構をつけた方がいいのではないですか?」


「サイドドアのラッチ機構はロの字状の金具に巻き込む方式がいいのではないか?」


「モータは長く動かしていると熱を持つので、

モータにあてた冷却ファンを車内に送り、暖房にした方がいいのではないですか?」


等々。


「夜も走れるように、ランプが必要ですね。」


最近いろいろなアイデアを出してくれる。


車体が路面電車よりも軽い分、計算では、Eランクの雷の魔石1つで1000kmは走れ、

価格は1万リール。(1万円位)


日本の車のガソリンのコスパは3から4倍くらいの計算になる。


内燃機関を開発したいが、料理などに使われる植物油は高く、原油がない。

どうしたものか。


まだ課題はいろいろあるが、シモーヌは図面を見ながら、

あーでもない、こーでもないと、考え込んでいる。

作者のうしねこです。

いよいよ車の設計を開始しました。雷の魔石を使用した電気自動車です。

でも、現代日本の自動車の3-4倍燃費が悪いです。

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