表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
348/383

348. なぜ、ガーゴイルやゴーレムが襲ってきたのか?

348. なぜ、ガーゴイルやゴーレムが襲ってきたのか?


ユリアは門周辺のかたずけが終わった後、分析を行っていた。


ユリア(あの時宇宙船が破壊された時、魔物を生成するユニットも破壊したはずだけれど。

ガーゴイルやゴーレムは、生体エネルギーをあの宇宙船の装置から送らなければ、

動き続けることができないはず。

問題は宇宙船に代わるどこから生体エネルギーが送り込まれているか、

ここが問題ね。

なぜ、この村が襲われたのか?ここも重要ね。)


それから一晩、ユリアは寝ずに門の警備を1人で続けた。


明けて翌日、オリビエが朝、門のところまで迎えに来てくれた。


オリビエ「今後どうするか、リディと話をするので、宿屋のところまで来てくれない?」


ユリアとオリビエは宿屋に向けて、瓦礫の散らばる村の中を歩く。

歩きながら、昨日分析した結果をオリビエに話す。


オリビエ「サヴァリアント局長も話していたコンピュータの電波と関係があるかもしれませんね。」


ユリア「…今の段階では断定はできないが、そうかもしれませんね。」


ユリアもその線を考えており、外部からの電波を受け付ける、

ユリア内のプログラムの切り替えを昨晩から考えていた。

しかし、外部の電波を受け入れるということは、自分のプログラムを書き換えられ、

操られるリスクもあり、結論として一切の電波を検知できないモードを継続、

という結論に至っていた。


そのような話をしている内に宿につき、

食事の準備を手伝っているリディに合図を送る。


手伝いが終わった後、今後どうするのかについて話をする。


リディ「まずはいったん私がライナハまで戻り、冒険者ギルドに報告をして、

この村の警備要員を連れてこようと思う。

そのためには依頼を出す形としてもらいたいのだが、モーゼフ副村長、

それでいいか?」


モーゼフ「それで構わない、後でこの村宛で依頼書は発行する。」


リディ「できるだけ早く、連れてきたいので、

今荷馬車に積んでいる荷物を一旦ここに下して、

空の状態で馬車を走らせれば、夕方前までにはライナハに着けると思う。


悪いのだが、オリビエとユリアはこの村に残り、警備をしてくれないか?」


オリビエ「それに関しては問題ない。そのつもりだ。」


リディ「早くても明日の昼以降に援軍が到着すると思ってもらって構わない。」


オリビエ「わかりました。」


それから副村長は役所に行き、ギルドへの依頼書の発行、そして、オリビエとユリア、

リディの3人は荷下ろしをし、1時間でライナハに出発する準備を整えた。


リディ「それでは、できるだけ早く援軍を連れてくるから。」


そう言い、リディの馬車は出発した。


あたりが暗くなるころ、ユリアは再び門のところまで警備のために向かう。

オリビエも村人がいる宿屋の周りを定期的に警備する。


その夜もゴーレムとガーゴイル、そしてオークが襲ってきたが、

数が少ないこともあり、村の門のところで、ユリアが撃退する。


その夜はゴーレムが12体、ガーゴイルが18体、そしてオークが25体しか現れず、

夜明けが訪れた。


オリビエが今朝も、門のところに迎えに来てくれ、

村人が避難している宿屋に歩いていく。


歩きながら、昨夜、現れた魔物について、オリビエに話す。


オリビエ「昨夜は少ないですね。それと、魔物は夜に現れている。

ゴーレムやガーゴイルの件も含め、気になりますね。」


ユリア「ほかの町や村はどうなのか、調べる必要があると思いますが、

まずは援軍の到着を待ちましょう。」


宿屋についたところで、副村長に昨夜の魔物のことについて話をする。

もちろんゴーレムやガーゴイルを動かしていると思われる電波などは話がややこしくなるので、

副村長には話さないことにした。


そして、昼を過ぎた頃、人員輸送と救援物資の馬車が12台、到着した。


リディ「お待たせ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ