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321.5人の正体

5人の遺体が回収され、身元を確認することになるが…。

321.5人の正体


5体の遺体の回収が終わり、船内に戻ってきたが、ユリア曰く、


ユリア「5体の遺体を腐食しないよう、専用の死体カプセルに入れてから、

後で行きます。」


と話す。


先にカンファレンスルームで待っていると、30分ほどしてから死体カプセルを専用の運搬台車に載せて、

ユリアが部屋に入ってくる。


ユリア「5体ありますので。」

といい、部屋の外になる5体の死体を順々に部屋に運び込む。


ユリア「では死体を確認してください。」


一同がカプセル内の5人の死体の顔を覗き込む。


アリドラ「ロイド伯爵ですね。いや『元』か。」


最初に覗き込んだ死体は、今回の出来事の張本人であるロイド博士の遺体だった。

私は当然ロイド博士の顔を知らないが、貴族時代に付き合いのあったアリドラは、

彼の顔をよく知っているようだ。


アリドラ「伯爵をしていた頃に比べ、だいぶ痩せていますが、間違いなく伯爵ですね。

私が副衛士長だった頃、城で彼の警備担当をしていたことが何度もありましてね。

周りの人間を含め、よく覚えています。」


みんなの中で一番ロイド伯爵一族に面識がありそうなのはアリドラとのことで、

彼に他の亡くなった遺体も見てもらうことにする。

次にアリドラは隣の遺体カプセルの中にいる者を眺め、


アリドラ「彼は伯爵の第一執事のデュラックですね。

よく警備体制で文句を言われました。」


アリドラは3人目の遺体を確認し、


アリドラ「ロイド伯爵の護衛長のミギュエルですね。

彼も、よくロイド伯爵の警備のことで、文句を言われたことがあります。

警備体制には階級やその時の状況によって、警備体制を設定しなければならないのですが、

いつも優先順位を…。」


「もう亡くなった人間のことだ、いまさら話さなくていい。」


私はアリドラの話を止めた。

ロイド伯爵の警備について、相当気に食わないことが続いたのだろう。


そして、4人目の人間を確認する。

アリドラ「彼もミギュエルの下で見たことがありますね。

ロイド伯爵家の警備のものですが、名前が思い出せません。」

とのこと。


そして最後の5人目を確認する。


アリドラ「…」


しばらく沈黙が続いた後、

アリドラ「おい、ホファー、急いで来てくれ。」


大きな声で彼を呼ぶ。


ホファー「何かあったのか?」


アリドラ「この遺体は、信じられないが…」


ホファー「本当に彼だろうか?もう10年以上見ていないのでなんとも言えないが。」


そこへデルフィン国王とタチアナ女王がやってくる。

彼らは顔を確認するやいなや、


デルフィン「ありえない。」

タチアナ「なぜ、ここに死体としているのか、信じられませんわ。」


アリドラ「国王、帝国のギド皇帝の遺体の様です。」


我が国の南に位置し、鎖国を長年続けている国の長が、

目の前にいるという現実に一同は、言葉を失った。

作者のうしねこです。

思わぬ人物が目の前に遺体となって存在しているという事実に、みんなは驚きを隠せないようです。

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