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280.ラッセルハイム視察11‗封印力の儀式

封印の力を持ったクリスタルを入手することに成功した一同だが…。

280.ラッセルハイム視察11‗封印力の儀式



ミネアが魔法陣を描き終えて、2時間くらいした後、ミリアとエンリケが枯れた噴水の階段から姿を表した。


ミリアの霊体は長軸30cmほどのラグビーボールの様な形状の緑色半透明のクリスタルを抱えていた。


ミリア「とれたわよ。」


ミネア「ミリア、そのクリスタルをここに置くのじゃ。」

ミネアが杖で魔法陣の一か所を指し指示をする。


ミリア「了解。」


ミリアは採取してきたクリスタルを指示された一角に置く。


ミネア「ホセ、今度はおぬしの番じゃ。この位置に来るのじゃ。」


そういって、これまた魔法陣の一角を杖で指し、ホセ村長にこの位置に来るよう指示を出す。


ホセ「あの、これから何をするのでしょうか?」


ミネア「痛いことはしないから、黙ってこの位置にいればいいのじゃ。」


ミネアは少しいらいらした口調で、ホセ村長に言う。

その後、ミネアは呪文を唱え始める。


少しづつ半透明緑色のクロスタルが光りだす。

ホセの方は不安げにクリスタルの方を眺める。


ミネア「〇△■×◎◇□....」


何やらわからない言語でミネアは呪文を唱え続けているが、やがて、クリスタルは眼が眩むほどの光を発し、

ホセ村長から白くぼやけた気が現れ、クリスタルの方へ吸い寄せられる。


ホセ「大丈夫なんですか?これ。」

とミネアにホセは問いかけるが、ミネアは呪文の詠唱を続ける。


やがて3分ほどし、クリスタルの輝きが徐々になくなると、

ホセから出る気の様なものも消滅した。


そして、完全にクリスタルに輝きがなくなると、ミネアは呪文を唱えるのをやめた。


ミネア「これでよい。」


ホセ「なんかどっと疲れました。力が入らないというか。おなかがすきました。でも大丈夫なんですか?」

緊張感のないセリフをホセは言う。


ミネア「大の大人なんだから、ビービー言うな。大丈夫じゃ。食べて寝れば元通りだ。」


「ところで、このクリスタル、アークグリフォンにどう使うのでしょうか?」


ミネア「アークグリフォン⇔クリスタル⇔詠唱者となるような位置状態で、

クリスタルめがけてドレインフォースか、ドレインライフ、ドレインマジックを唱えればいいのじゃ。

初めは詠唱者の体力や魔力をクリスタルは吸い上げるが、やがてアークグリフォンの源の霊力を吸い取る。」


ルード「儂にこの役をやらせてもらえないか?」


突如冒険者チーム、ブラックゲートのルードが名乗りを上げる。


ルード「ミネア、儂が思うにもう魔力が残っておらんじゃろ。わしに任せろ。」


マーシャル「同じ魔導士同士、魔力がないなんてわかるのかしら?」


ルード「ああ、儂の出番じゃ。ドレインライフは儂の得意な魔法の1つじゃ。」


そういって、クリスタルをしまおうとする。


ミネア「待つのじゃ、まだ説明がある。もし位置関係を間違うと、

クリスタルとアークグリフォン、両方から体力を吸い取られることになる。

位置関係は見誤るな。」


ルード「わかったから心配せずに任せてくれい。」

そういって、ルードはカバンにクリスタルをしまう。


「アークグリフォンを倒したら、鉱石の算出についてゆっくりと話をさせてほしい。」


エンリケ「わかった。」


その後、エンリケやミリアにお礼を言い、村を出る。

キノコが多数生える地下広場の手前にある地上に向かう斜坑を一同は上っていく。

そして一同は坑道の入口に戻ってくる。


坑道から出た谷にはグリフォンが飛び交っていたが、

一匹だけ、全身が紫色の毛が生えており、大きく、そして何よりも透けて見える存在のグリフォンが飛んでいた。

そのグリフォンは蛇行しながら、坑道の入口にいる我々の方に向かってくる。


ミネア「そう、あれがアークグリフォンじゃ。」


作者のうしねこです。

いよいよアークグリフォンとの戦いです。

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