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27.リール冒険者ギルド銀行とリール証券取引場

<新規技術>

紙幣、通帳、株券、ブラックライト、すかし


<新規場所>

大金庫、リール証券取引場

27.リール冒険者ギルド銀行とリール株式市場


製鉄工所の訪問の後、先に視察していた財政大臣がいる、イルン冒険者ギルドに、

シモーネとともに合流した。


実は製鉄工所訪問の目的は、上下水道と発電所建設の話だけではなく、

紙幣と株券、通帳の試作が完成したので、それを銀行業を始める冒険者ギルドにもっていき、

打ち合わせをということである。


試作紙幣は

白金貨1枚代替紙幣=10万リール紙幣(日本円で10万円の価値)

金貨1枚代替紙幣=1万リール紙幣(日本円で1万円の価値)

銀貨1枚代替紙幣=1千リール紙幣(日本円で1千円の価値)


である。


紙幣には国王の顔ではなく、

10万リール紙幣:国章とレンネ王城

1万リール紙幣:国鳥と国花

1千リール紙幣:ブルツブルグ川と国の地図のオブジェ

である。

ちなみに国鳥はコカトリス、国花はブニ(ゴムの代替材料)の花

である。


実は冒険者ギルドの裏手に大金庫鉄筋ビルと事務棟ビルを建設予定である。


コンピュータがないので、偽造防止の通帳と金庫に預貯金の記録帳を用意し、

照合して預貯金のやり取りをするというものである。


警備は屈強な冒険者がいるので、問題ないだろう。


あと、貸し出しをする時、その人が抵当の資産を持っているかどうか、

審査する課と、現在の経済状況から、金利を決める課も発足させる。


あと、営団や民間の団体が債権を発行する時、紙の株券を発行し、

その株券と紙幣の変換額を株の需要から決める部署も設立する。


それらのシーンで使う、紙幣や、株券、通帳であるが、

偽造防止は、透かし技術、鉛に石英から取得したケイ酸を使い、加工し、

紙幣に塗布する技術を使用した。


UV-A波長体の紫外線を充てると塗布した内容が見えるのだが、

電球をモンスターの体液で色をつけて作った。


いわゆるブラックライトである。


雷の魔石でライトを点灯すると、紙幣に塗料で書かれた文字が浮かび上がる。


これは紙幣だけでなく、株券や通帳にも使われている。


預金の取引通帳以外にも、株券取引記録帳も保管し、売買があった時に、

整合性を確認する。


ということは、大量の事務員を採用しなければならない。


日本で、コンピュータに売買記録を残し、いつでも高速で照合できるというのが、

どれだけありがたいかわかる。


日本も昔は株券は紙だったなあ、としみじみする。


ここでは台帳と人海戦術で対応する。


さて、株は以下の組織で正式に発行することが決まった。


株は千株単位で購入。

最初の募集額は


冒険者ギルド銀行 (1株560円)


ドワーフ製鉄工所 (1株1250円)

錬金術研究所 (1株340円)

魔法導力研究所(1株420円)

農業営団 (1株510円)

交通営団 (1株230円)

漁業営団 (1株480円)

肉類畜産営団 (1株490円)

住宅営団 (1株260円)

メルモ鉄鉱山営団 (1株260円)

クラコフミスリル鉱山営団 (1株560円)

プロブディフアダマンタイト鉱山営団 (1株780円)


あと新規に発足予定の

電気営団(1株220円)

上下水道営団(1株240円)

土木工事営団(1株940円)

が最初に発行する。


株の売買の場(リール証券取引場)として、旧イルン北医療院の土地に建設予定。

日本でいう、兜町の様なところだ。


各取引銘柄の表示は電光掲示板…ではなくて、

昔の空港にあったパタパタ表示器を手動で動かす。


早急に各営団が復興資金を調達させるため、取引開始を急ぐ。


作者のうしねこです。

国王は国の金融システムを近代化しようとしている様です。

国の復興資金調達を急いでいる様です。

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