238.リール国立法権、司法権の変革、新しい立法団体と弁護士制度と検察、裁判所の設立
リール国に明確な権限を持つ立法権と司法権組織が誕生することとなるが…
238.リール国立法権、司法権の変革、新しい立法団体と弁護士制度と検察、裁判所の設立
ここリール国には私が転生する前から法律が存在し、その内容は前世の封建制度のそれ、といった感じで、
国王への絶対服従と徴兵制度、三権分立ではないものといった内容となっていた。
裁判官はいるものの、弁護士などはおらず、過去の法規判断事例の記録が残されていない、
場合によっては、1人の裁判官ですべてを判断し判決を下すといったものであった。
この裁判官の判決は私や旧王宮や政府高官の意見で左右されるというのも、
前世の記憶を持ち、その裁判制度を知っているものからすれば、大きな課題と認識していた。
私が転生してからは、裁判案件で周りからその様な意見を求められても、
中立公正な判断をする様指示を出していたが、制度として私や政府の意見に関係なく、
裁判で判断をされなければならない。
この法律と裁判制度について、いきなり直すのは難しく、
少しづつ前世の制度に近づけて修正していこうとしていた物の1つである。
まずは、三権分立の部分だが、この趣旨は「国を運営する機関について、
権力が単一の期間に集中することを避け、権利の乱用を防ぎ、
それぞれの機関が相互間の権力の抑制と均衡化を図ることによって、
国民の権利や自由の確保を行う」といったものである。
そして、国家間の合意や約束をした場合、その後の三権分立による判断などによって、
合意を保護にすることは、前世で国際法違反にあたるため、
外交と三権分立による判断は分離することとする。
三権分立については、法律を作る立法権、法を運営していく行政権、
そして、法を執行する司法権があるが、
今現状のリール国は君主封建制から少しづつ民主主義並行している段階で、
私、国王を頂点として、法を運営していく行政権行政権はあるが、
立法権については、明確な組織がない。
また形式上は裁判官はいるものの、弁護士や検察の無いものとなっている。
これは、学校組織に例えると私立の学校で、校長や理事長に強い権力が集中し、
教員組織や生徒からの意見の繁栄が皆無で、PTAなどの学校組織をチェックするものもいない、
これらの意見が反映されていない校則などができてしまう状態、
会社組織に例えると、リール国は国王という強力に会社を引っ張っていく存在はいるが、
会社の役員会はなく、ましては外部から会社の状態をチェックするものがおらず、
公正な判断が会社という組織に対しできていない状態となっている。
やがては、現在のリール国を前世のアメリカや日本といった、国民が中心になる制度を作り、
完全な選挙によって国を運営するものが選ばれ、
国王は国の象徴のみにとどまる方向には持っていきたい。
そこを目指すためには、いきなりではなく、君主封建制からの少しづつの国の構造を変えていく。
というわけでまず立法権であるが、法律を作る組織を作る。
この法律を作る組織のメンバーについては、国民の投票で決める。
この世界で、初めての選挙である。
この組織は、3年に1度、メンバーを再度選挙で選定しなおすこととする。
そして司法権であるが、裁判はまず5人以上の裁判官で行うこととする。
その裁判官の中で、最終的な判断を取りまとめる役目として、裁判長を設ける。
この裁判長も3年に1度、任命するかどうか立法権と同じ選挙のタイミングで国民が判断を行う。
そして司法権で最も大きな改革が、弁護士と検察組織の設置である。
検察とは、事件を取り調べて真実を明らかにし、その結果を以て起訴すべき判断となった場合、
その証拠を以て刑事事件として裁判所に公訴を提起する。
検察組織は、今の国の警察の1組織を改編し設置することとする。
裁判所に公訴を提起するにあたり、公正に提起されているか、チェックする必要がある。
また、弁護士制度も併せて設置することとする。
この弁護士制度はリール国憲法をよく熟知し、裁判所に提起された被告人を擁護する役割を持つ。
そのため、この弁護士は国による公的試験で選出された許可制とする。
(裁判官や検察官も同様の公的試験で選出された許可制とする。)
刑事事件のほかにも、民事で争いごとが発生した場合、民事訴訟案件として弁護士が対応、
裁判官が判断できる様にする。
これらの中身をリール国大臣の間で話をした。
各人、この国の制度改革について、言葉は少なめだったが、主だって否定的な意見はなかった。
この様な内容を踏まえ、
リール国立法府とリール国司法府を新たに設置する。
大臣として、立法大臣は内政府の副大臣であるローネス、
司法府ももう一人の内政府の副大臣であるティベリウスを着任させる。
会議の終わりにハーヴェ内政大臣から、優秀な副大臣が2人も内政府から離れることになり、
ハーヴェ「つらいです、優秀な副大臣が2人もいなくなって。」
と言われた。
作者のうしねこです。
今のリール国は君主封建制から少しづつ民主主義並行している段階で、
国の運営に破綻をきたさない様、緩やかな変化をさせようとしている、
今回はその中の改革の1つ…らしい。




