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22.ラーメンが食べたい

<新しい技術>

味噌、ラーメン、フリーズドライ、乾燥味噌ラーメン


<新しい魔法>

土の魔石とファーメンテーションのスクロールで、発酵促進。

風の魔石とエアカッターのスクロールで真空にする。

火の魔石とヒートのスクロールで加熱。

風の魔石とドライのスクロールで乾燥。

22.ラーメンが食べたい


製鉄工所を出た後、市場に向かった。


そこで岩塩の隣に重炭酸ソーダ石を見つける。


パンの膨らし粉の原料として売られているようだが、

重炭酸ソーダ石 → 炭酸ナトリウム → かん水の主成分 → ラーメンの材料


パンを作るための麹と類似のものも売っている。


ごま油、小麦も大豆も売っている。


コカトリスの骨が捨てられている。卵も売っている。


人参とキャベツも玉ねぎもある。


あっ、と思った瞬間。


全て調達する。


城の炊事場にこもり、大豆をよく洗う。そしてたっぷりの水につける。1日弱か?


クリスチーネと何名かのコックが、ちろちろこちらを見る。


そして食塩と重炭酸ソーダ石をすりつぶし、粉状にしたものを水に溶かす。

小麦粉1キロに対し、塩は20g、重炭酸ソーダ粉は2g水に溶かし、小麦粉と混ぜる。

そして、こね続ける。30分くらいだろうか?


そして平たく伸ばす。


スープも作る。

コカトリスガラと玉ねぎ人参を入れ、1日がかりで煮込む。


1日後、

まず、水を吸った大豆の水を交換し、3時間ほど煮る。


煮終わった大豆をワインの瓶でつぶす。

つぶした大豆に麹と塩を入れ、混ぜる。水を入れすぎてやわらかくなりすぎないようにする。

そしてワイン樽に入れる。その後、発酵促進の土の魔石とスクロールで、ファーメンテーション魔法をかける。


味噌ができた。


さて、昨日作った小麦粉の練り物をさらに引き伸ばし、細く麺状に切ろうとしたところ、


「パスタの製麺機がありますよ」とのこと。


早く言ってほしい。


麺状に切り、ゆでる。


さて、昨日煮ていたスープを別の鍋に取り、味噌とごま油、唐辛子の粉を入れる。


用意した器には、辛口白ワインを少々。そこにこのスープを入れ、

麺を入れ、ゆでたコカトリスの卵を半分に切り、ごま油で炒めたキャベツとニンジンを盛る。


味噌ラーメンである。


いつもの面々が集まり、試食する。


初めて作ったので、麺に腰があまりない。

スープも日本の味噌ラーメンとは少し違った風味があるが、悪くはない。


スープに入った麺料理がないのか、みんな半信半疑だったが、

一口入れるなり、無言で食べ続ける。


ただ熱いので、いっぺんに食べられないが。


医療衛生大臣「とても変わった料理ですね。」

建設大臣「口が熱い。」

財政大臣「私はコカトリスの骨は入れないほうがいいと思う。」

科学技術大臣「...赤ワインと会いませんか?」

コック長「こんな料理法があったとは。」

王子「どこでこのような料理を思いついたのですか?」

軍務大臣「この麺、ですか?乾燥させて、携帯食料にならないですかね。」


?!、それだ。


食事の後、炊事場にこもる。


残った麺を5分くらい蒸し、金属製エール酒を入れるカップに面を入れる。


そして高温のオリーブオイルを入れる。


そして、フリーザーの魔法で冷却する。


そして具。

➀キャベツと千切りにした人参とゆでたまごをアイシクルフローズンで凍結。

➁風の魔石とエアカッターのスクロールで真空にする。

➂真空のまま、火の魔石とヒートのスクロールで加熱する。

➃風の魔石とドライのスクロールで乾燥。


実はクリスチーネコック長、身内が某魔法導力研究所所長をしているだけあって、

魔法が得意で、魔石とスクロールもいくつも持っていた。

それを使わせてもらった。


魔法はチートである。コスパが悪いが、楽できる。


残ったラーメンのミソスープは➃で乾燥させ、粉末状に。


金属のカップに揚げた麺、野菜や卵の具材、乾燥スープの粉を入れる。


みんなでおやつ。


お湯を入れて、5分待つ。

そして食べる。


医療衛生大臣「保存できますね。」

建設大臣「美味しい。」

財政大臣「手間がかかりますね。」

科学技術大臣「夜食にいいかも。」

コック長「こんな料理法があったとは。」

王子「どこでこのような料理を思いついたのですか?」

軍務大臣「この携帯食料、味が良くていいですね。いつも長期遠征の時、硬いパンに、干した肉。

味がいい食べ物を食べるだけでも、士気が上がりますよ。軍食として、たくさん作れないかな。」


この日から、クリスチーネコック長とアリドラ軍務大臣の奇妙なペアが、炊事場でよく見られるようになった。


そして私は、醤油を早く開発しようと、心に誓ったのであった。

作者のうしねこです。

国王、ラーメンを作り始めました。

その後、味噌ラーメンの即席めんまでも。

途中魔法で加工する工程があり、魔法を使わずに作る方法を考えている様です。

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