213.北部防衛計画16‗近代の兵器vsハリスレー侵攻魔法軍
北砦から侵攻してきた王国魔法軍を撃破するため、リール王国軍は出撃する。
213.北部防衛計画16‗近代の兵器vsハリスレー侵攻魔法軍
イグロスへの侵攻を食い止めようとしている頃、
同じく北砦の方向から侵攻してくる王国魔法軍を撃破するべく、
敵軍に対し爆撃を開始した。
タープの町へあと10㎞のところで爆撃が開始され、5000人いる兵は見る見るうちに数を減らしていた。
10機の爆撃機、つまり5000発の内、500発で5%以下に敵兵を減らすことに成功した。
この後は戦車軍に任せるとして、爆撃軍はハリスレーから進軍してくる魔法軍を駆逐していく。
ハリスレーの町に到達し、上空から眺める。この町は塀と堀に囲まれているが、堀の橋は上げられ、
堀の門は閉じられている。
北砦に続く北門に差し掛かると、魔法軍が堀を埋め立てる魔法で地形操作をし、高い塀に向かって、
爆炎魔法で破壊しようとしているところだった。
町を守る兵は、塀の上から敵軍を狙撃しようとするも、爆炎魔法で甚大な被害者が出ている模様。
爆撃機はすぐさま、魔法軍に対し、ナパーム弾で爆撃を行う。
見る見るうちに敵軍は数を減らし、中には北砦へ撤退しようとする兵も見受けられた。
そのまま北砦に向かって、敵の魔法軍に爆撃を加えていく。
破壊され占拠された北砦にもナパーム弾を爆撃する。
ここも砦の周りの塀の上から爆炎魔法やライトニングを発動してくるが、
高度が高いので当たらない。
そのまま王国領を北上爆撃し、王国軍の北砦の大規模軍事基地を爆撃する。
基地の兵をほぼ駆逐したところで、エレルの軍事本部に撤収命令が出て、帰還する。
イグロスの町と違い、ハリスレーの町は、高い塀と堀によって、敵の侵入をかろうじて防ぐことができ、
町を守ることができた。
町の周りと北砦の残党を戦車軍が制圧をし、残党を駆逐していく。
残党を駆逐し終わったころには町が明るくなっていた。
一部の戦車軍は北砦で、再度侵攻をしてくる王国軍を止めるべく、守りに就く。
エレル軍事基地に戻ってきた偵察機と爆撃機のパイロットと爆撃にかかわった兵士を国王は出迎えた。
結論として、イグロスの町が一時侵略され、市民に大きな被害が出たが、
そのほか、爆撃機隊や偵察機は1機も被害を受けることなく、1万近い敵軍兵士を駆逐することができた。
戦車軍もその後方フォローを行い、ホスナブルック王国の侵攻からリール国を守ることができた。
近代兵器の圧勝である。
作者のうしねこです。
この異世界では爆撃機とナパーム弾はチートな存在の様です。




