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204.北部防衛計画7‗呪い伝染性闇魔法

国王は亡命者と出会うことになるが…

204.北部防衛計画7‗呪い伝染性闇魔法


北からの亡命者の話を受け、いったん会議は中止となり、

サヴァリアントと二人でイルン北方教会礼拝堂の司祭長室に向かう。


この間のように、建物の裏から車で入り、目立たぬよう司祭長室に向かう。

話では亡命者が司祭長室にいるとのこと。目立ってはならないのだ。


早速司祭長室に入ると、ヴィンセントとフードが付いた修道士服を着ている人物がいた。


ヴィンセントが例の木製の堅い長いすに促す。


ヴィンセント「いつもこのような狭苦しい場所に申し訳ない。

実は合わせたい人物というのは彼のことなのだ。」


そういって、ヴィンセントはフードが付いた修道士服を着ている人物を紹介した。


ヴィンセント「この前の話を覚えていますか?ペルミ教会から行方不明になった司祭がいたこと。」


国王はピンときた。


「それが彼だと?」


ヴィンセント「そうです。彼がそのトラヴィス司祭です。ある魔導書を持ってこの国に来たそうです。」


トラヴィス「ここからは私が話します。私はペルミ教会の司祭と、ホスナブルック王国の魔法庁研究機関の主任、

両方の組織に所属していました。


ある日前国王がなくなり、現ミヒャエル国王になって、魔法庁研究機関内である組織が発足をしました。

それは、我が国にある、いやもう我が国という国はおかしいか、ホスナブルック王国のことにあるある遺跡で、

ある魔導書がみつかりました。

現国王はこの魔導書を研究する様指示があり、その魔法庁研究機関内のある組織が発足をしました。

その名を、伝染闇魔法研究局といいます。


その魔導書を解析するため、我が国の著名な魔導士が最初は解析を行っていたそうです。


その魔導士はその発掘された遺跡の近くに仮の発掘村を作り、そこで、解析を行っていたのですが、

ある日、その魔導書の解析を行っていた、魔導士が次々と亡くなっていったのです。

数日たち、魔導士にとどまらず、その家族やほかの研究員、発掘員も次々と亡くなり、その発掘村で働いていた、

すべてのものが亡くなったそうです。


その村へ物資を輸送していた兵士が発掘村すべての者が亡くなってところを見つけ、

研究員の日記を見つけたそうです。

そして何が起こったのか、明らかになったのです。


その魔導書は石箱に封印され、王都ペルミに運ばれました。

そして、伝染闇魔法研究局が発足をしたのです。


現ミヒャエル国王はその魔導書の研究を進め、発掘村の様子を鑑み、そこで暮らすものは亡くなるが、

それ以外は破壊されずそのままであることを戦争に利用しようと考えたようです。


そのころ、私は、魔導書の暴走防止の封印技術を研究していて、たまたま国王がその技術に目を留め、

伝染闇魔法研究局の主任にしていただきました。


主任として、この魔導書の恐ろしさを痛感し、神に使える立場として、

大勢の者が今後この魔導書によって亡くなることを阻止しなければならないと思い、

亡命をしました。」


そういって、トラヴィスは封印された魔導書を司祭長室のテーブルの上に出して見せた。

そして、封印されている状態では、安全であることの説明を受ける。


そして…


トラヴィス「国王、改めて私はこの魔導書とともに亡命をいたします。」

作者のうしねこです。

今回、トラヴィスが亡命することにより、ホスナブルック王国で何が起こっているのか、

国王ははっきりと分かった様です。

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