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203.北部防衛計画6‗戦争の足音

国王が国の防衛計画を話しているところへある情報が届く。

203.北部防衛計画6‗戦争の足音


国王として、LCIAからの北方隣国の状況、様々な証言者、隣国からの情報と、

確実に戦争は近いこと、正しくは北方のホスナブルック王国が、

我々3国に攻め込む準備をしていることは確かな状況となっている。


つい先日、我が国との国境が閉鎖され、一般人の行き来ができなくなったとの情報があった。


なぜホスナブルック王国がこれまでにわが国、いや3国を敵に回そうとするのか?

その勝利の打算は何なのか?

断片的に情報は入ってきているが、「ある魔法」が生み出されたとの情報があり、

今、LCIAとディアンヌに調べさせてはいる。


我が国は戦争に備えて、隣国と連携していかなければならないので、双方政府への電話網の設置、

空港の建設により、緊急物資を双方の国で融通する体制の構築等を行っている。


そのうえで、北部の国境付近のハリスレーまでの道路と鉄道建設、

エレルの北方軍事司令本部とその基地の建設を急いでいる。


先日エレルに空港が完成し、空路での緊急物資の輸送体制はできつつある。

双発と4発プロペラ機、LC-1とLC-2の軍事用機を増産体制の中、生産し、

現在イルンとエレルの軍事物資ピストン輸送を開始している。


南北街道の北部街道を最優先工事区間とし、昼夜24時間でマカダム簡易塗装を行っている。

これによって、574㎞、エレルまで80㎞/hまでのトラックなどでの輸送が可能となる。

エレルから北砦までは、アスファルト舗装を行い、こちらは120㎞/hでの輸送ができる。


ヒシーニ「最優先で北部の交通整備網を構築していますが、人員が足りません。」


国王として、冒険者ギルドに以下の緊急依頼を出すことにした。


①北部軍事物資トラック輸送任務

➁エレル軍事基地建設要員

➂北砦警備要員

➃軍事トラック生産要員

➄軍用機生産要員


鉄道の建設も行っているが、時間がかかる。

いつ戦争が起きてもおかしくない状況であり、状況が急転した場合、

速攻で対策のとれる、空路、道路輸送を優先する。


ここで、サヴァリアントとディアンヌを呼ぶ。


「ディアンヌ、ホスナブルック王国の状況はわかっていると思うが、

王国軍の武器は魔法戦主体になることが想定される。

その魔法が何なのか?イマイチ情報がつかめていない。だがLCIAに、その魔法を調べさせている。

LCIAが情報を入手したら、その魔法の解析と対抗策となる魔法の研究チームを立ち上げたいと思っている。

魔法錬金営団とLCIA共同のチームだ。」


ディアンヌ「分かりましたが、チームはイルン西魔法パレスに本部を置くこととさせてください。

解析設備が必要です。」


「分かった。」


サヴァリアント「あと、このチームにイスナルドも入ってもらった方がよいと思います。

その魔法が人体にどのような影響を及ぼすか。ここが問題です。」


しばらくして、イスナルドがやってきた。


今まで話していたことをまとめて、イスナルドへ伝える。


イスナルド「ホスナブルック王国の謎の魔法が人体に与える影響ですか?」


「まだ、その魔法が何なのか?情報が欲しいところだが、あと、北の外交官との面会の話もある。」


「…いわゆる、ハリスレーへの『招待』だ。招待を受ける前に情報が欲しい。」


このような話をしているところへ、LCIA局員が会議室に緊急の案件ということで伝達があり、

サヴァリアントがその状況を伝える。


サヴァリアント「北からの亡命者を保護したそうです。」


作者のうしねこです。

ホスナブルック王国の謎の魔法について、情報不足だったところへ、

予想しなかった「亡命者」が現れたことについて、驚いているようです。

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