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197. 北部防衛計画2‗情報戦とLCIA

国家戦略はただ武力を増強するのではなく、情報が大切になってくる。

国王はこの国家間や内部不穏分子の監視に、情報局を増強改変することとした。

197. 北部防衛計画2‗情報戦とLCIA


北のホスナブルック王国に対する防衛計画に沿った体制を整えているが、

相手国の情報取得とリサーチ強化を行うため、リール情報局の大幅な組織改編と人員強化を行う。


これは今までが相手国の情報を少しでも把握し戦略を立てる方面に主軸を置いていたほかに、

自国の親ホスナブルック王国派の監視強化を図るためで、

リール中央情報局LCIA(Lile Central Intelligence Agency)となずける。


前世で旧ソ連にKGBという組織があったが、

自国の監視強化が行き過ぎて、圧力と腐敗の温床となっていた。

その点は避けたい。


私が転生して、封建制から民主主義への体制を進めてきたが、

貴族の解体というのも不満を回避しつつ緩やかに解体を行ってきた。


国民が豊かになると、国の運営に対する反感が少なくなり、

反乱や不満分子が減る。


そのようなところを見極めて、対応してきた。

が、一部の貴族は不満を持ち続け、ホスナブルック王国に情報を流し、

協力するものがいると聞く。

いわゆるスパイ活動である。


こういった動向を把握するため、今回情報局を強化する。

国と国との情勢がきな臭くなると、監視強化が必要だ。


初代LCIA長官にはサヴァリアント情報局長に引き続き就いてもらう。


国内の監視だけではなく、今回LCIAに改編するにあたり、

相手の国の情報を取得するエージェントを取りまとめ、

組織を強化する(秘密情報部、セクション1の立ち上げ)ことも行う。


サヴァリアント局長が直属のとりまとめであり、

エージェントの訓練施設も新設するが、

完成するまでは旧情報局と軍の施設を利用する。


立ち上げにあたり、24名のエージェントを配置する。


エージェントは、元情報局のメンバー8人、軍のエリート幹部10人、

冒険者ギルド6人を招集し、以下の訓練を行う。


①外国言語習得訓練

➁魔道訓練

➂車両、航空機操縦術

➃スパイ機器訓練

➄対人・工作訓練

➅武道戦闘訓練

➆破壊工作訓練

➇精神訓練

⑨政治地理教育

➉忠誠教育


セクション2はセクション1の得た情報を解析するグループで、

各方面から得た情報から、シナリオを立て、今後の方策を導くグループである。


セクション3は、セクション1の装備を開発する部署で、

例えばエージェントが使う特殊車両や超小型カメラ等を開発し作る。


セクション4はエージェントのサブ要員のグループで、

長期的な工作活動等、セクション1の活動のサポートを行う。


セクション5は協力国(ギエフ民国とフクセンブルク公国)の情報局と共同戦線を張り、

対応していく部署。


セクション6は特殊任務以外の対外外交部。


セクション7は特殊任務以外の対内外交部。


である。


これら組織改編を行うにあたり、セクション1のエージェントが私に謁見することとなった。


エージェントは騎士の資格を与え、

パレードアーマーを装着しているエージェント1人1人の肩に剣を触れ、

国王に対する忠誠を誓わせる。

サヴァリアントが騎士勲章を1人1人にかける。


今後この部局が対外交戦略を構築するうえで、大活躍することとなる。

作者のうしねこです。

戦略を練る上で情報は必要だが、前世でのKGBのような民間を恐怖で圧迫する組織にはしたくない、

そのような思いで今回国王はLCIAの設立を決意した様です。

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