表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
196/383

196. 爆撃機の開発

隣国ホスナブルック王国の情勢がさらに不安定になり、リール国政府一同の面々は急遽爆撃機の製造をすることにした。

196. 爆撃機の開発


ホスナブルック王国の情勢不安により、軍備増強をしなければならない状況になっていて、

爆撃機の開発をすることになった。


いつもの会議室。メンバーはアリドラ、シモーネ、サヴァリアント。


今現在前世にあったDC-3を参考にした航空機を作ることができ、旅客輸送用に使用し始めた段階だが、

いざ爆弾を積むとなるとペイロードが12トン弱と少ない。あと、航続距離も伸ばしたい。

そこで、DC-6を参考にした機体を爆撃機にしようと思う。

脳内検索でDC-6の設計図と仕様を調べる。

ペイロードは44トンで、航続距離は7000㎞と4000㎞以上長くなっている。

速度は400㎞/h。


エンジンはプロペラ4機。


航空機の仕様をメンバーに説明する。


シモーネ「さらに大きな航空機ですか。しかもエンジンが4基ある。

オスマンがいたら、この航空機の旅客機モデルもぜひ作ってくださいと言いそうね。」


「機体はリアハッチを設け、爆撃する弾の積み込みと、飛行中にレバーを引くと、

弾を落とす機構を設置する。」


「弾は爆撃地点を燃やすナパーム弾というものと、通常の火薬が装填された弾を用意する。

ナパーム弾は植物性油脂から抽出された、パルミチン酸アルミニウム塩と、

乳化剤のナフテン酸アルミニウム塩を、以前作成した時限爆弾を応用した時限発火装置を使い設計する。」


いつもの黒板に書き、説明する。


この弾は、着弾点を1000度以上の高温で焼き払う。

それと、火薬充填弾はC4火薬の応用で、材料は同じものを使う。


弾を放出するとき、タイマーを設定してから落とす。


さて、ナパーム団は1弾90㎏、火薬充填弾は80㎏なので、

500発ぐらいは搭載できる。」


アリドラ「400㎞/hで移動できて、7000㎞飛べ、500発の弾丸。すごいですね。」


「シモーネ、早速施策に取り掛かってくれないか?」


シモーネ「分かりました。」


「それと航空機の製造は、イルン空港脇に航空機製造所『エアイルンインダストリー』という組織と製造所を立ち上げ、

ここで、旅客機と軍用機の製造を行う。

今回開発する航空機はLC-2とする。」


実は前世の航空機でいう

DC-3 : LC-1

DC-6 : LC-6

の位置づけ。


「弾丸の製造は同じくイルン空港脇の軍用機装備製造所で製造する。


製造能力は

LC-1を月4機、LC-2を月2機体制にする。」


シモーネ「分かりました。」


「とにかくいつ我が領土やギエフ民国、フクセンブルク公国に攻め込んできてもおかしくない状況だ。

製造を急ぐ。」


国王のこの号令で、爆撃機の製造を急ぐこととなった。

作者のうしねこです。

ここ数か月でホスナブルック王国の軍事増大化が進み、情勢が不安定になっていることに対し、国王はとても警戒している様子です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ