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192. ラジオ局開局

いよいよ、この世界初のラジオ局が開局するに合わせ、ラジオ局の視察を行うこととなった。

192. ラジオ局開局


ラジオ関係の放送設備開発とともに、放送局の開局準備も進んでいる。


最初に開局する予定は、政府系放送局1局2チャンネル、民間局の1チャンネルとなっている。

政府系放送局は第2執務棟の裏手に建設している20階建ての放送棟ビルにある。


これを機に、メディア局とリール放送営団が設立される。


<放送棟ビル>

B3F:ビル配電室、水道管理室、空調室

B2F、B1F:車両駐車場

1F:エントランス、放送営団ホール、スタジオ2か所

2F:スタジオ6か所

3-8F:総務部、放送技術部、放送管理部、取材部、編集部、施設部

9F-14F:メディア局

15F,16F:放送資材倉庫

17F:放送資材管理室

18F:編集室

19F:取材記録管理室、情報資料管理室

20F:カフェテリア、会議室


それぞれの部の役目だが、

総務部:人員の管理、財務管理、外部への広報など

放送技術部:新しい放送技術の研究(番組の研究、放送設備の研究等)

放送管理部:放送情報審査、取材アポイントメント、番組の編成構築と管理、過去の放送ソース管理、情報調査など

取材部:番組の取材、方法出演人員調整、アナウンス業務等

編集部:番組の編集、放送設備運用

施設部:放送施設管理、運用メンテナンス


となっている。

メディア局は国の放送関連の管理局で、放送電波の管理、各局の放送情報審査報告と審査等の業務を行う。


放送棟の完成前に、私国王とハーヴェ、サヴァリアント、シモーネはこの放送棟ビルを視察することとした。

新たに就任したメディア局長のゴードンとリール放送営団長のウォーレンが案内してくれる。


放送棟ビル20階の会議室で視察前に両名からあいさつを受ける。


ゴードンは50代の男性で、以前はホファーの下で外務局の仕事をしており、

ウォーレンも50代の男性で、ハーヴェの下で内務局の仕事をしていたとのこと。


1Fから案内をしてくれる。

まずは放送営団ホールから。


ウォーレン「この階はエントランスのほかに1000人が収納できるホールがあり、

公開録音ができるホールです。現在立ち上げを進めているリール交響楽団の演奏を行ったり、

国の各分野第一人者の公演を行ったりし、この内容をラジオで放送することを検討しています。」


ウォーレン「あとはこの隣にあるスタジオで公開録音を行っているところを見学することもできます。」


次に2階に移動し、6か所のスタジオを見学する。

リール放送営団は2チャンネルを放送するので、それぞれのスタジオをやりくりし、2チャンネル分の収録を行うとのこと。

ここで録音した内容を18階の編集室で編集し、最終的にこのビルの屋上にあるアンテナで、電波を送信するとのこと。


3-8Fはリール放送営団各部の事務部。

9F-14Fは政府機関メディア局の事務部。


15F,16Fは放送資材の倉庫があり、過去の放送や音源がテープで管理されている。

今はまだ放送が始まっていないため、ほとんどの棚が空の状態。


17Fは放送資材管理室で、取材に必要な機器(ガンマイクや録音装置、取材テープ等)の貸し出しや支給を行っているほか、

アンテナのメンテナンス工具や出力装置などもここにある。

18Fは編集室。スタジオで収録された音の編集や合成、トリムなどが行われる操作室が12室ある。

19Fは取材記録管理室と情報資料管理室で、過去の取材記録や放送に必要な情報を書籍や台帳などで管理している。


そして、20Fは職員のカフェテリアと会議室。

会議室に戻り、番組の内容について説明を受ける。


放送する内容は報道、ドラマ、教養、芸術、娯楽、地域情報等を、2チャンネルで分け、放送するとのこと。


ゴードン「あと、民間の放送局ですが、冒険者ギルドが20%出資し、

あとは民間で出し合い、イルン西魔法パレス駅ビル内にできるそうです。


こちらの放送内容ですが、リール放送営団と似ていますが、この間報告を受けたいくつか番組を紹介しますと、

『魔法詠唱の時間』、『モンスター大百科』、『西方線各駅停車の旅』、

『リール1人グルメ旅』、『各地ダンジョン探訪』等の番組を、これまた民間の番組制作会社が作り、

放送するようですね。放送局名はリールラジオ放送網だそうです。」


この視察の後、2週間後にリール放送営団とリールラジオ放送網は開局した。

作者のうしねこです。いよいよこの世界にもラジオ局が開局することになりましたが、魔法詠唱方法やモンスターの生態を教育放送として流す様です。

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