183. モンスター研究設備建設
モンスターの生態を研究する本格的な施設を設立することになった。
183. モンスター研究設備建設
事故の一連の報告を受けた私国王は、悩んでいた。
以前政府ビルを襲ったワイバーンや今回のヒュージボア、
これらモンスターの事故を防ぐためには、
モンスターの生態とその生態を利用した事故を防ぐ仕組み、
例えば、そのモンスターの嫌がる匂いや音を出し、近づけないようにするなど。
ということで、関係者を第1執務棟の会議室に呼び出す。
参加者:アリドラ、ハーヴェ、ヒシーニ、ディアンヌ、オスマン、リア
「…ということで、しばしば発生するモンスターの事故を減らすためにはどうしたらいいか?
その前に、今回の鉄道事故の報告をオスマンからみんなにしてもらう。」
オスマンは、一連の事故の状況を説明する。
アリドラ「ヒュージボアの群れが事故原因ですか。」
ヒシーニ「ある程度のモンスターの出現を想定し、土手の上を線路が走る構造にしたのですが、対策にならず、ですか。」
ハーヴェ「この間のワイバーンの政府ビル襲撃といい、何とかしなければなりませんね。」
ディアンヌ「魔法で、モンスターを寄せ付けない物はありますが、常に施設を守るため寄せ付けないとなると、難しいですね。」
リア「ギルドでは、モンスターに詳しくなることが生存率を上げるポイントですが、ベテランの冒険者に聞くと、
何かわかるかもしれませんね。
どういった場所にどのようなモンスターが生息していて、その修正などです。」
「…!それだ。」
リア「どうしたんですか?国王?」
「ベテラン冒険者が知るモンスターの生態、それがヒントになる。
いや、冒険者ギルドでモンスターの生態を研究する施設を作ればいいんだ。」
アリドラ「そうすれば、我が軍隊がモンスター討伐をするとき、
戦略を構築する上で、役に立ちますね。」
ディアンヌ「魔法錬金営団も協力しますわ。」
リア「え?」
突然の話に、リアは戸惑っているようだが?
リア「あくまで冒険者ギルドは、冒険者の為のバックアップ施設ですが…。」
リア「?!、そうだ、トロティエ冒険大学校長なら、モンスターの生態の大ベテランの知識の持ち主で、
冒険大学校の研究機関として、設立されてはどうですか?」
「そうだな。大学校に研究施設を設けるのが一番いいか。」
明けて翌日、国王はハーヴェと一緒に冒険大学校長室にいた。
トロティエ「久しぶりですな、国王。」
「ああ、今日は1つお願いがあってきたんだ。」
昨日の会議でのことを話す。
「・・・ということで、モンスターの生態を研究する施設を大々的に発足させ、被害を減らす研究を行ってほしい。」
「研究といっても、モンスターを飼育できる施設が必要です。それに資金も…。」
現実的な問題ではある。
ここ、イルン冒険大学校は、都市の拡大により、学校を拡張できる施設がない。
土地も高騰しているし。
最近トーステンからは、もう少し国の財政を考えてくださいと言われ続けているし。
そうだ。
「では、大学校の分校を郊外に作り、モンスターを飼育する施設を作ったらどうだ?」
イメージは前世で某私鉄が郊外で動物公園を運営していたことがヒントではあるが。
「例えば東方線沿線郊外に、広い土地を確保しそこに分校と研究施設、
モンスターの飼育施設を作り、一般に公開するというものだ。
命名すると、東方冒険大学校と東方モンスター公園かな?」
トロティエ「いいアイデアですね。」
その後、トーステンに話し、予算を確保したうえで、ヒシーニに建設を依頼した。
作者のうしねこです。
モンスターの生態をよく把握するため、東方冒険大学校と東方モンスター公園を建設することになりましたが、これでモンスターによる被害が減ればよいですね。




