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173. ギエフ民国の訪問13_帰途にて

ヴィウリからイルンへの帰途、東砦駅で特別特急に乗り換え、一行は旅の終わりの余韻に浸る。

173. ギエフ民国の訪問13_帰途にて


ヴィウリを出発したバスは東西街道を西に向かう。

街道からは所々建設中の鉄道が見え隠れする。


改めて、我が王子とアリシアが結婚をするとなると、感慨深いものがある。

キッチンからグラスを持ってきて、タチアナ女王からもらったワインを試飲してみる。


王子とアリシア、ホファーとシモーネはもう1つのコンパートメントでカードゲームを楽しんでいる。

アリシアは私の娘になるのか。


そのようなことを考えていた時、アリシアが私のいるコンパートメントに入ってきた。

アリシア「国王、あの時はありがとうございます。」


「あの時って?」


アリシア「母上に王子と結婚することを言いに行ってくれた時です。

勇気を出せずに言えなかった私に代わって、母上に話を市に行ってくれた。」


「ああ、あの時のことか。王子やアリシア王女の幸せを願うから、行ったまでだ。

我々は王家で、恋愛を我慢して、政治的に家族にならなければいけないというのは、

私はどうも嫌でね。

王子とアリシアが本当にお互いに惹かれていたというのが分かったから、

これは応援しなければならないという気持ちで行動したまでだ。」


アリシア「ありがとう、お義父さん。」


そういってアリシアは部屋を出る。


なんか恥ずかしい。

分かってはいることだが、娘ができるなんて。


1杯でやめておくつもりだったワインを3杯飲む。

昼食前の昼間だけれど…いいか。


でも、お義父さん…。


心の中で、アリシアの日ところがとてつもなくしみわたる。


「国王、入ります。」


部屋にシモーネが入ってくる。


シモーネ「ワインを飲んでたんですか?」


「ああ。」


ちょっと待ってくれ。

キッチンに行き、チーズを行くいくつかとってくる。

あと、もう1つのワイングラスも。


部屋に戻るとシモーネが外の風景を眺めている。

シモーネの向かいに座る。


ワインを入れ、シモーネに進める。


シモーネ「ありがとうございます。」

「チーズも持ってきた。」


二人で外の風景を眺める。

雑木林と草原が続き、所々に小さな集落と小麦畑が現れる。


シモーネがリウマポリで購入した指輪をつけていることに気づいた。


「その指輪、やはりシモーネにとても似合うと思う。」


シモーネ「ありがとう。」


ドアに鍵をかけてから、シモーネの隣に座る。

シモーネはドワーフと人間のハーフだが、私との身長差は20cm位ある。

小柄な女性だ。


背を少しかがめ、シモーネに軽くキスをする。

彼女も拒まず、受け入れてくれる。

午前中なのでこのくらいにとどめる。


しばらくして、また向かいの席に戻る。


シモーネ「私こんなに幸せになっていいのかしら?イリーナのこともあるのに。」


イリーナのことを気遣っているようだ。


「イリーナも分かってくれると思うよ。」


またしばらく風景を2人で眺める。


しばらくして、王子が昼食をみんなで食べることを誘いに来てくれる。


「今行く。」

と返事をする。


飲みかけのワインの瓶に線をし、2人で食事を一緒に取るコンパートメントに移動する。


部屋を出ようとしたとき、

シモーネ「ちょっとまって。少し背をかがめてくれる?」


言われた通り背をかがめる。

今度はシモーネの方からキスをしてくれた。


シモーネ「これが私の回答。」


その後2人で部屋を出、みんなで一緒に食事をとる。

私が寄っていることを王子からとがめられたが、シモーネは一切酔っぱらっていない。

ワイングラスに2杯ワインを飲んでいるのだが、みんなから気づかれずにいる。


昼食はカリーシュニツェルにブルーチーズとレタス、人参、ビーツのサラダ、

ライムギパン、というメニューだった。


またチーズ…


食後、みんなでカードゲームを楽しむ。


トランプの様なカードではあるが、ジョーカーはなく、A, J, Q, Kも無い。


ただ、1から9までの書かれたカードが4種類、〇△□×の4種類しかも赤と黒、計8種類72枚のカードを使う。


話を聞くとアルコンメージ、1から9を順番に出していき、違う模様の数字を出すというゲームで、

手持ちのカードが無い場合、1枚引く。

そのようなルールとのこと。


夕方、リール国に入り、東砦駅から、特別特急に乗る。

3時間で、リール東駅に到着するので、バスより早い。


特別特急はあっという間にリール東駅に到着する。

旅の終わりをあっけなく感じる。

作者のうしねこです。

これで、ギエフ民国への旅は終了です。

一行、それぞれ旅の余韻に浸り、帰国の途についたようです。

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