158. 飛行モンスターの被害
<ワイバーン3匹による被害>
➀政府庁舎ビル第1執務棟20F~24階の外壁と窓ガラス破損
➁1Fのロビー前庭が落ちてきたワイバーン3匹で植生に影響
(3匹は地上に落ちた段階で首や頭の骨が砕け、もう起き上がることはなかった模様。)
➂ワイバーンの被害は、軽症のけが人数人
➃そして、魔法の使い過ぎで昏睡状態になったディアンヌ
158. 飛行モンスターの被害
ワイバーンによる被害は
➀政府庁舎ビル第1執務棟20F~24階の外壁と窓ガラス破損、
➁1Fのロビー前庭が落ちてきたワイバーン3匹で植生に影響、
(3匹は地上に落ちた段階で首や頭の骨が砕け、もう起き上がることはなかった模様。)
➂ワイバーンの被害は、軽症のけが人数人
➃そして、魔法の使い過ぎで昏睡状態になったディアンヌ
で、私は自室に運ばれたディアンヌの部屋に向かっていた。
部屋ではクリスチーネ、リア、そして魔力回復処置を施す魔導士が数名おり、
私は近くからベッドに横たわっている処置を受けるディアンヌを見守るしかできなかった。
そのような中、1時間経過したところで、ディアンヌは目を覚ます。
ディアンヌ「あれ?私…」
クリスチーネ「良かったー。」
リア「大丈夫?」
ディアンヌ「ええ。そうだ、ワイバーンは全て倒したのかしら?」
「大丈夫だ。ディアンヌのおかげで、みんな無事だ。ありがとう。」
ディアンヌ「それはよかった…」
魔導士「あと3時間ぐらい処置をします。処置とは、我々の魔力をディアンヌ殿に送る作業をします。」
私は、ディアンヌの部屋を出た。
出たところで、ハーヴェとアリドラにばったりと顔を合わす。
ハーヴェ「ディアンヌ殿は?」
「いま目を覚ましたところだ、魔力切れを起こしており、魔導士が魔力を転送する処置を施している。」
ハーヴェ「そうですか。それはよかった。」
アリドラ「国王、飛行モンスターに対する対策で2時間後、
軍務府執務エリアの会議スペースでミーティングを予定しているのですが、よろしいですか?
いつもの23階の会議室が使えないので。」
「ああ、分かった。」
そのような話をしていると、ヒシーニがやってきた。
ヒシーニ「国王、ご無事でしたか。ディアンヌ殿も?」
「ああ、大丈夫だ。」
ヒシーニ「国王、ビルの被害状況ですが、ビルの骨格については、ダメージを受けておりません。
外壁のコンクリートとタイルがえぐられ、窓ガラスもフレームごと交換が必要ですが、
十分補修はできます。」
「そうか。わかった。」
ヒシーニ「実はアリドラ殿に2時間後の会議に呼ばれました。
飛行モンスターの対策ということらしいです。」
アリドラ「このビルの警備防御態勢を再検討したいので、ヒシーニ殿も呼びました。」
この後、1Fのロビーに向かう。
そこからガラス越しに見える庭には、まだ3匹のワイバーンが横たわり、植木が倒れ、
血があちこちに飛び散っている。親衛隊が倒したワイバーンの調査を行うとのことで、
冒険者ギルドと協力をし、冒険大学校に運び込むとのこと。
その為のワイバーンの輸送準備が始まっている。
一旦、居住エリアの自室で休んだ後、飛行モンスターの対策会議に向かう。
作者のうしねこです。
とりあえず、ディアンヌが無事でよかったですが、
飛行モンスターの今後の対策に頭を悩ます国王です。




