138. お米の栽培1_種もみ入手
<お米の栽培プロセス>
種もみを1週間くらい水につける(今ここ)→床土を入れた箱にまく→発芽→ある程度苗が育つ
→水田に等間隔に植える→土の攪拌、雑草除去、害虫退治→水を抜き刈り取り
→刈り取った苗を干す→脱穀→精白
138. お米の栽培1_種もみ入手
ある日、アリシアがやってきて、見慣れた種もみが3kg程入っている袋を渡された。
アリシア「これは、私の国の交易先から入手したもので、東方の国原産の穀物の種ということでもらいました。
国王なら栽培法が分かると思い、持ってきました。」
よく見るとジャポニカ米の形状、インディカ米ではない。
ここの気候は東北地方位の気候、日照量も1年を通して同じぐらい。
米は育つ環境。
早速、農業営団に行き、ルーカス団長に相談をする。
「畑に土手を作り、水に浸す。だいたい5cmから10cm弱くらいか?これを水田という。
そこで育つ作物なのだが、その前にまず、平べったい箱にこの種もみをまき、発芽させる。
そして温室にこの種もみを植えた箱を置き、発芽させ、苗をある程度大きく育てる。
苗がある程度育ったところで、先ほど話した水をはった畑にある程度距離を置き、
等間隔に植える。
植えた後、苗と苗の間の土を耕し、空気を入れてあげたり、肥料をあげたり、雑草をとったりする。
害虫の繁殖を防ぐため、鴨を話してもいい。
水は病気の状態を見ながら調節する。
やがて、稲穂育ち、実り、黄金色になる。
そうしたら、稲穂を刈り、収穫をする。この時は水を抜く。
刈り取った稲穂は乾燥させた畑で干した後、脱穀をする。
脱穀をした後、もみ殻を外す。
これを玄米といい、そのままでも食べられるが、
ぬかを取り除き、精白した方がおいしい。
正直、その人の好みだと思う。
こうしてできた米を、洗い、水を入れ、炊いて食べる。」
ルーカス「まずは、種もみを植え発芽するところからですね。」
野菜の苗を入れる適当な箱を持ってきた。
ルーカス「これは使えませんか?」
「よし、これに植えよう。」
赤っぽい床土をこの箱に張り、少し押し固める。
その上から種もみをまくのだが…。
「あっ、ちょっと待って。種もみを水に1週間くらい浸さなければならなかったんだ。」
昔、前世の実家が農家もしていて、祖父がやっていたことを思い出した。
これをやらないと発芽率が下がる。
ルーカス「分かりました。では水につけ、1週間ほどそのままにします。」
種もみの植え付けは1週間後。
作者のうしねこです。
偶然「種もみ」を入手しました。
これで食生活に「米」が登場します。




