137. ごみ回収システムの構築
<ごみ焼却場の新しい設備>
焼却炉、循環式温水蒸気発電機、ガラスリサイクル工程、再生紙工程
137. ごみ回収システムの構築
ここ近年、大きな問題となっていることがある。
それはごみ問題で、公園や川等に不法投棄をするケースが増えてきている。
生活ごみは農家が台車を引いて回収に来るが、最近増えてきた粗大ごみや不燃物などは、
川や公園にポイである。
川は濁り、異臭を放ち、公園は壊れた粗大ごみが散らばる。
最近車を所有する市民が増えた為か、郊外の畑や森林に捨てるケースも増えてきている。
公園など、周期的に地区の清掃団体が掃除を行うものの、ごみは燃やされずに、
ごみ集積場に運ばれる。
燃やされないので、周囲は異臭とハエなどが飛び交う、衛生的にNGな状態となっている。
「ということで、新たな営団を発足させたいと思う。その名も『清掃緑地管理営団』。
国から回収量に合わせ、助成金を払う、これを運営資金とする。
郊外に、清掃センターというのを建設し、可燃物の焼却、不燃物の圧縮、粗大ごみの分解を行うところとする。」
ヒシーニ「具体的にはどのような設備を建てるのですか?」
「まずは可燃物の焼却場。トラックで回収したごみを焼却炉で燃やす、燃えカスは埋め立て処理する。
不燃物は、可燃物混在仕分けチェックの後圧縮し、埋め立てする。ただガラスは細かく砕き、
紙はリサイクル氏への再生、再生瓶やレンガにリサイクルする。
粗大ごみは、改修後、まだ使える場合は、リサイクルへ、
使えない場合は、金属を取り除き、分解、可燃物は焼却炉に回す。」
ハーヴェ「回収はどうするのですか?」
「例えばだが、曜日ごとに回収ごみの種類を分ける。月木は可燃物、火金は不燃物、粗大ごみは水曜日というように。
一定の時間にベルを鳴らし、トラックで回収車が回る。一般市民はその時、トラックにごみを積み込む。
同時に清掃補助員はごみの内容をチェックする。可燃物の紙と不燃物のガラスは再生材として、
トラックの別のかごに入れる。もし仕事でこの時間に捨てられないときは、土日に、
清掃センターで全てのごみを持ち込みで受け付ける。」
「ということで、ヒシーニ、シモーネ、生清応センターをまず市内4カ所に建設設置したい。
焼却炉は水の循環配管を通し、上記で別棟のタービンを回し、発電する設備も設ける。」
ヒシーニ「候補地とを探します。」
ハーヴェ「清掃緑地管理営団設立と職員募集を開始します。」
シモーネ「早速焼却炉、発電機、ガラス再生工場の設計を開始するわ。」
「あっ、忘れていた、オスマン。駅やスーパーコカトリスでも、
ガラス瓶とかんずめの缶、紙の回収を行ってくれないか?
特に、かんずめの鉄缶は鉄のリサイクルで高く買い取れるため、お金の還元をする。」
オスマン「分かりました。」
こうやって、イルンの町のごみ環境リサイクルシステムを構築する予定である。
作者のうしねこです。
震災ごみ需要は落ち着きましたが、
最近イルンの町の住人の生活水準が上がり、ごみがまた増えてきました。
そのため、町の衛生と美化を兼ね、新しいごみ回収システムを構築しようとしています。




