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130. 西方の義理の父来訪13_遊園地訪問

<遊園地アジアンファンタジーランドアトラクション>

<遊園地の乗り物>

ジェットコースター

メリーゴーランド

観覧車

お化け屋敷

観覧船

迷路

ミニ電車

しめじキャッスルアドベンチャー

130. 西方の義理の父来訪13_遊園地訪問


開けて翌日、デルフィン国王ら3名と王子、私は遊園地「アジアンファンタジーランド」を訪問することにした。

新しいアトラクションが1つできたというので、それを見てみるという目的もある。


車に分乗し、30分ほどで遊園地入り口に到着する。


キャロン「私、楽しみにしていたのよ。」


まずは入り口近くにあるメリーゴーランドから。


デルフィン曰く「良い歳なので乗るのが恥ずかしい。」とのこと。


クリストフも同意見。

結局キャロンだけ、メリーゴーランドに乗ることになった。


結構はしゃいでいる…。


10分後、メリーゴーランドから降りてきたキャロンは、

「次いこう。」

と率先して歩く。


次はジェットコースター。

デルフィン「これは面白そうだ。」

と、乗ろうとするが、70代。

年齢制限でクリストフとキャロン、ディディエ王子が乗る。


一周5分ほどであるが、

キャロン「これ楽しい。」

と、もう1週。


乗りたそうに待つデルフィン。


2週目が終わると、

キャロン「次、お化け屋敷。」

と、率先して歩く。


お化け屋敷に入って早速、井戸からお化けが。


デルフィン「ギャーーー。」


「え?」


気まずい雰囲気になるが、

キャロン「よくできているわねえ。世界観が全然違って、空想の世界。」

という。日本の江戸時代を舞台にしたお化け屋敷なんだが…。


お化け屋敷を出ると、すぐ近くのミニ電車に乗り、フリーフォールへ移動する。


ミニ電車だが、今日は蒸気機関車ではなく、

日本にいたころ、国が鉄道を経営していた頃に作られたオレンジ色の通勤電車、

2x1系にそっくりである。


図面を描いたのは脳内検索をした私である。


さて、やはりフリーフォールでも年齢制限でデルフィンは乗れず、

クリストフとキャロン、ディディエ王子が乗る。


クリストフ「キャーーーー。」


楽しそうである。


お次は迷路。私は外で待っている。入り口から出口までタイムは、


ディディエ王子 8分58秒

デルフィン 9分48秒

クリストフ 11分21秒

キャロン 6分48秒


であった。


そのあと、観覧車に乗る。


デルフィン、クリストフ、キャロンとディディエ王子で乗ってもらう。


私は地上で待っている。


1周20分。


一周回って出てきたディディエ王子に話を聞くと、

この遊園地が一望でき、アトラクションを改めて、

高いところから説明していたとのこと。


その後、昼食を観覧船の上でとれるよう、特別にセッティングしてある。

観覧船のコース、少し改造が入り、1周15分。


日本の屋形船の様な船が追加されたとのことで、

昼食となる。


メニューは、おつくり、てんぷらとそば。


なんとこの世界にそばがあることを発見。

農業営団の試験畑にこのそばの花を見つけたのが、発端。

なんと市場で、そば粉パンの材料として売られていたところを見つけた。

そこで1階、クリスチーネの前でそば打ちを実現したところ、

このイルンの町に広がり始めた、というのが背景。


今日のそばは、食感をよくするため、そば粉と小麦粉を8:2にしたものを出しているとのこと。

個人的には食感が多少悪くても100%そば粉が良いが…。


あと、てんぷらは、玉ねぎ、人参、かぼちゃ、リーキ、ナマズ。


食べ方が、フォークでくるくる麺を巻き取って食べる、という感じだったが。

しかし、おおむね好評であった。


最後に新しいアトラクションに行ってみる。


その名も「しめじキャッスルアドベンチャー」。


日本の戦国時代の衣装に着替えて、布でできたやわらかい武器で、

しめじ城を冒険するというものである。


企画者は私。脳内検索を使って、日本の某西の方にある城の図面を書いた。

(元建設会社社長なので、図面はかける。)


衣装は以下の通り。


ディディエ王子 戦国武者 武器は詰め物をした布刀。

デルフィン  某顔を白く塗った殿様 武器は詰め物をした布刀。

クリストフ 公家 扇子

キャロン 巫女 大幣

私 忍者 神の手裏剣


中世ヨーロッパと同等のこの時代、冒険者も現実の職業であって、

アトラクションの敵役に本物の武器で切りかかられるのはまずいので、

こういった武器を渡される。


城を天守閣まで登り、降りてくる間に、敵役のアトラクションスタッフが現れる。

より臨場感があるアトラクションとなっている。


私の衣装は動きやすいが、ディディエ王子の衣装は動きづらそう。

デルフィンは、あの長いちょんまげが、狭い階段を上るごとにぶつかり、かつらが落ちる。


クリストフの衣装も、意外とひらひらして、動きにくそう。


キャロンの衣装は、階段を登るとき、「見ないでよ!」と周りに警戒を促す。


少しリアル過ぎたか?


何とか天守閣にたどり着き、ボス役の城主を倒すアクションをし、

今度は狭い階段を降りる。


キャロンが階段で滑り、こけて、袴の中が丸見えに。


デルフィンもかつらが取れ、階段の下に転がっていく。


もう少し、階段は緩やかに広く作っておくべきだったか?


やっとの思いで城を出てきた一行であったが、


キャロン「このアトラクション、一番面白かったわ。

この衣装、動きづらかったけど、かわいくて気に入っちゃったわ。」


クリストフ「よくこのような衣装のデザインを思いつきましたね。」


デルフィン「私はこのような城、狭すぎていやだな。」


満足してくれた様である。

作者のうしねこです。

遊園地のアトラクションって、その人の本性が出る場合がありますね。

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