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116. 医療保健制度の創設へ

<医療保健制度検討事項>

納税証明書の写真付きカード提示による医療費助成

各症状と処置の診療ポイント基準設定

診療証明書

医師免許

診療機関審査と認定

116. 医療保健制度の創設へ


わが国で戸籍制度と銀行預貯金、それに伴う税金制度が始まったが、

税を納めているものに対し、医療費の補助を行う制度を始めたいと考えている。


それは、税金を払っていれば、金銭的な面から医療サービスを受けられる物である。


「現在税金を払っているものに対し、納税証明書の写真付きカードを発行しているが、

このカードを病院で医療を受けるときに提示すれば、医療費を何割か負担する制度を構築したい。

この申請は診療ポイントで行うこととする。」


プレボー「税金を払っていれば、裕福でないものも、医療を受けられるのですね。

今まで、医療費が高額で、治療が受けられなかったものも、そのようなことがなくなるのが素晴らしいです。」


「ただ、どういう病気でどういう治療を行った時、いくら支払われるのか、まとめて、決める必要がある。

例えば、医療行為といっても、骨折やウイルス性の治療、歯科や呼吸器系の治療、美容整形やタトゥーなど、

いろいろなものがある。祈祷も病気を治すと言えば、医療行為と申請される場合がある。

どれが医療行為で、またはそうでないかの定義をはっきりする必要がある。


イスナルド「分かりました。」


「あと、医療行為を行った場合、その処置に対していくらかかったのか、その症状に対する治療費用は適切か、

チェックをする必要がある。症例と主な治療法に対し、代替いくらくらいかかるのか、調査してまとめる必要がある。」


プレボー「不正診療報酬受給を防ぐためですね。」


「そう、あと診療所と医師を免許制にして、免許を持っているもののみ、医療助成費を受給できる様にする。」


プレボー「実際に治療と称して、科学的根拠のない効果の無い治療を行ったり、高い治療水準を保てたり、

良いところはたくさんありますね。でも免許って、どのように取得できるようにするのですか?」


「医療学校等指定教育機関を卒業し、試験をパスしたものが、医師免許を持てる様にする。」


イスナルド「正直、医療学校として負担は増えますが、高い医療水準が提供できるのならば、やりますよ。」


「あと、指定診療所から発行される診療証明書とその診療ポイントが正しいかどうか、審査する機関が必要になる。

医療学校でのその審査を行う部署を創設したい。」


イスナルド「えっ?分かりましたが、人員をどうしよう?…わかりました、何とかします。」


「医療学校で承認を得た診療証明書はトーステンに話をし、国庫から各指定診療所へ払うこととする。

あとだ、指定診療所の認定だが、すまん、イスナルド。これもその新しい審査を行う部署が対応することとしたい。

適切な医療行為を行える診療所の定義とチェックポイントをまとめてほしい。


イスナルド「分かりましたが、医師と病床数、診療科数、平均診療人数など、多岐にわたりますね。」


「というわけで、改めてお願いする。」


「指定診療所にも国から認定書を発行する。患者はこの証明書があれば、適切な医療を受けられ、

税金を払っていれば助成金が出るんだ。」


プレボー「分かりました。認定書は私のサインで発行します。」


「この様なことを考えると、医療従事人員を増やさなければならないな、医療学校を新設するか。」


誰もが高水準の医療を受けられる環境づくりをするのは、人員の育成など大変である。

作者のうしねこです。

けがをした時、今までは、治療にかかった費用は全額負担でしたが、税金を払っている証明カードを見せれば、治療に対し助成金が出るシステムを、国王は作ろうとしています。

これで、税金を払っていれば、どのようなものにも、高水準の医療が受けられるようになります。

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