11.魔法導力研究所(錬金術研究所)
<新規登場人物>
ディアンヌ魔法導力研究所所長
<登場場所>
錬金術研究所
魔法導力研究所
11.魔法導力研究所(錬金術研究所)
鉄筋建築試作の話をした後、城下町にある魔法導力研究所に視察に行く。
珍しく、アリドラ軍務大臣と護衛の兵士数名が一緒についていくという。
魔法導力研究所はブルツブルグ川の対岸にあり、途中渡し船を使い、訪問する。
軍務大臣曰く、
「ブルツブルグ川の対岸西側は、この地震で橋が壊れ、治安に不安の残る地域だから、視察しなければならない。」とのこと。
城下町の西砦が町の警備をを担っており、状況を確認するため、川を渡り、途中で軍務大臣と数名の兵士は西砦へ行くとのこと。
軍務大臣と別れ、魔法導力研究所に到着。
ここの施設、古い伯爵の屋敷を流用しているとのこと。
大きい屋敷を高い塀が取り込んでいて、中が見えない。
中に入ると所長が迎えてくれた。
「まさか国王自らがご足労されるとは。」
「私はエルフでディアンヌと申します。」
人間の女性で見た目20代前半のディアンヌだが、
エルフ? ん?誰かに似ているような?
そうだ、クリスチーネコック長に似ているような。
「クリスチーネコック長の身内か?」
「いえ、彼女はいとこよ。」
「こちらの研究所、すぐ隣が錬金術研究所で、私がそこの所長も兼ねているのよ。」
「魔法はそれぞれの持つ魔力を使う場合と、モンスターから取得できる魔石とスクロールを組み合わせて行う場合の2通りが主な方法ですのよ。」
「魔法には、火、水、地、風、雷、そして闇、光、無属性の8属性あり、個々には属性があり、その属性によって効果が変わってくるのよ。」
「実際に魔法を詠唱できるのはこの城下町の人間で20人に1人位かしら?
詠唱できない者は魔石とスクロールで魔法を使用しているのよ。
錬金術研究所では、材料の研究のほかに魔石の研究がおこなわれているのよ。魔石の持つ魔力量によって、詠唱できる回数が異なってくるのよ。」
「あと最近、魔力の高い詠唱者が、魔力が空になった魔石に魔力を再度封じ込めることができるかどうかの研究を行っており、つい最近成功したのよ。」
次々と説明が続くが、魔力を封じ込めた魔石を見せてもらう。
火は赤、水は青、地は茶、風は緑、雷は黄、そして闇は黒、光は明るく輝く。
無属性はというと、色や光がない。
封じ込められている魔力が弱くなってくると色が透明化してきたり、光を失うとのこと。
「無属性は色も光もないので、どのくらいの魔力量があるのか、わからないのよ。」
実際に触ってみる。
火の魔石はほんのり温かい、水の魔石は冷たい。地や風、無属性の魔石は特に感じない。
闇や光の魔石も何も感じない。
雷の魔石はなんかしびれるような感じが。
あっ!これは電気だ。
話を聞くと、スクロールを使うことにより、この感覚が増大し、火の魔石は火を噴き、水の魔石は水流が現れたり、氷柱が現れたりする。地の魔石は、土の壁や岩が現れ、風の魔石は風や竜巻が発生する。光の魔石は明るくなり、闇の魔石は逆に暗くなる。無属性の魔石はこれら他の属性の魔力に変換する媒体。気になるのが、雷の魔石で、発生する電気量が多くなり、雷となったりする。
「雷の魔石は電池…」
「電池って何ですか?」
詳しい説明は…やめておこう。
「電池とはこのびりびりする感覚をためられる器という意味だ。」
あと、火の魔石は料理用携帯コンロに、水の魔石は冷蔵庫に、風の魔石は食器乾燥機や洗濯物の乾燥機に、光と闇の魔石は光ファイバー通信に使えそうだ。
地の魔石は土木工事にかな?
魔石って色々使えそう。
モンスターの強さによって、魔石の大きさが異なるそう。
スクロールは魔石の魔力を調節したり、増幅したり、魔石のエネルギー?を変換したりする役目を果たすわけだ。
とにかく、電池は作れないかな?
「スクロールで、一定時間、このビリビリする感覚を維持することはできるか?」
「???魔力の出力をコントロールするスクロールを作ればできないことはないですが。」
発電所が開発されるまでは、この「雷の魔石」を電気の媒体にしよう。
「雷の魔石を準備し、城に収めてくれないか?あと、水の魔石も。届けてくれたら、対価は払う。」
「分かりました。」
その後、 魔法導力研究所を出た。
電気と冷蔵庫が手に入るな。
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その後、川を渡り、城に戻る途中、市場に寄った。
朝ほど、品は多くは無いが、食料は売られている。
羊の肉を買う。6Kgぐらいか?
あとあのソースと、たまたまあったキャベツ、人参も買う。
もやしとピーマンが欲しいが。
高かったが、ソーセージも2Kgほど買っておく。
コカトリスの肉も5Kgほど仕入れておく。
あとレモンもあったので、2Kgほど購入。
これらを護衛の兵士とともに、これらの食料を持ち、城への坂道を登っていく。
つらかった。
作者のうしねこです。
この後、国王は城下町にある施設を視察するごとに、市場による癖がついてしまったとか。




