107. 王女再訪
<歓迎会メニュー>
ますの酢漬けとポルチーニ茸、いくらのアペタイザー
アシグロ茸とトウガンのスープ
ゆでたサツマイモとナスのマヨネーズ和え
ライ麦パン
ナマズフライのタルタルソース掛け
チーフオークのカレーウルスト風ソーセージ
シロップ漬け栗と洋梨のケーキ
紅茶
<歓迎会メンバー>
アリシア王女
ディディエ王子
ホファー外政大臣
ハーヴェ内政大臣
シモーネ科学技術大臣
イスナルド医療学校長
アシモフ設計事務所長
ギエフ民国大使ゼナ
私
107. 王女再訪
ある日の夕方、政府ビルの1Fにアリシア王女が留学のため、あいさつに来たとのことで、
ロビーに向かう。
アリシア王女「お久しぶりです、国王。」
「久しぶり。」
よく見ると、外には寄贈した車が。
アリシア王女「今朝6時にヴィウリから運転してきました。」
1か月前、帰国後、車の運転を練習したらしい。
「運転って、700㎞位あるが、その距離を運転して来たの?」
アリシア王女「はい、11時間かかりましたわ。」
「ところで、どこに今日は泊まるの?」
アリシア王女「リールインペリアルホテルに泊まります。」
話を聞くと、大使館が完成するまでは、ホテル暮らしをするそう。
そして土日を挟んで、翌週からは設計事務所と医療学校で学ぶとのこと。
アリシア王女「明日とあさっては、国から生活道具が到着するので、
その荷物をかたずける予定です。」
とのこと。
この後の夕食は、居住棟23Fの迎賓室で歓迎会を行うことになっている。
メニューは以下の通り。
ますの酢漬けとポルチーニ茸、いくらのアペタイザー
アシグロ茸とトウガンのスープ
ゆでたサツマイモとナスのマヨネーズ和え
ライ麦パン
ナマズフライのタルタルソース掛け
チーフオークのカレーウルスト風ソーセージ
シロップ漬け栗と洋梨のケーキ
紅茶
参加メンバーは
アリシア王女
ディディエ王子
ホファー外政大臣
ハーヴェ内政大臣
シモーネ科学技術大臣
イスナルド医療学校長
アシモフ設計事務所長
ギエフ民国大使ゼナ
私
アシモフ「来週の月曜日からは、設計の図面の書き方と材料等から学んでもらうつもりじゃ。」
イスナルド「私は化学物質の種類と構造基礎から勉強してもらうつもりです。」
「お手柔らかに頼む。」
アシモフ「何がお手柔らかに、じゃ。せっかくこの国に留学に来ているのじゃから、
多くのことを学んでいってもらうのは当然じゃ。」
イスナルド「しかし、いくら設計事務所と医療学校が隣り合っているからって、
午前と午後でそれぞれのことを学ぶのは無理があるのではないでしょうか?」
アリシア王女「国を発展させるためには、多くの知識が必要というのが、
一か月前の視察で分かったの。だから、この国で多くのことを学びたいの。」
アシモフ「いい心がけじゃ。この様な王女が将来国を治めるとなると、
ギエフ民国も安泰じゃな。」
アリシア王女「私の他にも留学生がたくさん、来る予定になっているわ。
みんな多くのことを学びたいと思っています。」
アシモフ「任せるのじゃ、何人でも何住人でも、問題ない。」
イスナルド「しかし、たくさんの留学生を受け入れるということは、
たくさんの住むところが必要ですね。特に今後も留学生を受け入れるとなると。」
「確かにそうだ。学校の近くに寄宿舎を建てるか。」
イスナルド「いい考えだと思います。」
ホファー「多くの留学生が行き来するとなると、専用のビザ制度が必要かもしれませんね。」
確かに前の世界では、国を越えて学びに来る時、留学ビザというものが存在した。
今回の留学者は特例で滞在ビザを発行する予定だ。
ゼナ「ホファー殿、早速両国で留学の場合、どのようなビザが良いか、相談に乗ってもらえませんか?」
ホファー「了解しました。国王、後ほど案をまとめますので、説明に伺います。」
歓迎会ではこの様な話が行われ、夜が更けていった。
作者のうしねこです。
王女が1人で車を運転して、留学に来ました。
どうやら王女は運転が好きな様です。




