106. イルン貨物操車場と環状線建設
<イルン貨物操車場扱い荷物>
プロブディフのアダマンタイト鉱石
メルモ鉄鉱山の鉄鉱石
ギエフ民国の輸出入物資
沿線の一般物資
106. イルン貨物操車場と環状線建設
将来ギエフ民国やプロブディフ鉱山からの貨物輸送を想定して、
将来的にイルンの町を環状する予定の環状線沿線にイルン貨物操車場を建設することとした。
東方線のイルン東車庫駅から南北に路線を分岐させる。
環状線自体は、旅客と貨物列車を走らせる。
東方線から環状線への分岐線も建設し、
イルン東車庫駅から南へ6㎞いったところに貨物基地を建設する。
「路線を新たに計画するにあたり、測量と土地の所有者の調査と確保をしてくれないか?」
ヒシーニにお願いする。
片側3車線のイルンの町を環状する道路も建設予定であり、
合わせて測量と土地の所有者の調査と確保を依頼する。
イルン東車庫駅周辺も少しづつであるが、建物が増えてきた。
イルンの人口も20万人を越えた。
このイルン操車場では、線が何本も分岐し、貨車の分割併合、組み換えができる。
そのほか、輸送した鉱石を降ろし、ベルトコンベアでトラックに積み替える設備も建設する。
ポイントの分岐管理については、管理所の配線が書かれているメインコンソールのスイッチをひねると、
それがリレーのスイッチにつながっていて、
モータでポイントを動かすシステムを採用する。
あと、貨車が止まっている配線は、車輪の有無でレールの信号を読み取り、ランプが点灯する様にする。
これによって事故防止を行う。
さて取り扱う貨物であるが、プロブディフ鉱山のほかに、
この国最大の鉄鉱石の鉱山、メルモ鉄鉱山の鉄鉱石も扱えるようにする。
これは、増える鉄鋼需要を輸送の面から支えられる様にすることが目的で、
この鉱山は東方線グアルダ駅から110㎞離れたところにあるため、支線を引く。
シモーネ「実は建築用部材の供給が新製鉄工所だけでは間に合わず、
2か所目を検討していたのですが、イルン貨物操車場隣に建設できないでしょうか?」
操車場で降ろした鉱石をそのまま製鉄工所に運び込み、
出来上がった部材をイルンのみならず、鉄道を使って運びたいとのこと。
今後地方都市にも建材を輸送し建設を勧める為、許可をする。
となると、鉄骨を運ぶ貨車の開発が必要になる。
あと、標準軌の電気機関車の開発も。
電気機関車はこの間説明した、鉱山用電気トロッコの機関車を大型化すればいい。
こう考えると、新しく開設する製鉄工所は鉄道沿線に設置し、
貨物で直接輸送できる様にした方が良いことに気づく。
作者のうしねこです。
鉱山の鉱石や隣国との物資輸送に、貨物鉄道システムを検討しており、
イルンの町郊外に貨物操車場を計画している様です。




