プロローグ
ゴメンなさい
はじめに謝ります。
これはド素人の書いた読み物です。小説の域にも達してない読み物です。それでも良いという寛大な方は、読んであげて下さい。よろしくお願いします。
イギリス‐‐昔ながらの習慣や景観を大切にする田舎街。
その街に建つ古風な、お屋敷の庭。大きな木の下で一人の少女が遊んでいた。
アイリス・ヒルレイド
由緒正しい家の一人娘。茶色の髪はストレートでセミロング。瞳は明るい空色、綺麗というより、あどけない可愛さが彼女の魅力だ。
周りに同年代の友人はおらず、彼女はいつも一人だった。
「おはよう、マチルダ。お久しぶりね!… まぁ!王子様のダンスパーティーに行ってらっしゃったの! 羨ましいわ」
空想して遊ぶのが好きな夢見がちな少女。
「あら… 残念。もうすぐ午後のお茶の時間だわ」アイリスは腕時計をみて言った。
「お嬢様〜アイリスお嬢さまぁっ!」「ハーイ!婆や、すぐに行くわ」
お手伝いの婆やがアイリスをお茶に呼んだ。
アイリスは返事をすると立ち上がり、家の中へ入った。
重厚な木の家具がセンス良く配されている。だが、どことなく重い感じだ。
手を洗い、リビングへ。「あら?」
いつもはお茶の支度がされているはずのテーブルには、何も置かれておらず、誰もいない。
「お嬢様、今日はお客様がいらっしゃっているので、客間へいらして下さい」廊下を通りながら、メイドが言った。
客間へ行ってみると、明るい庭に面したテーブルにはいい香りのする紅茶や、おいしそうなお菓子があって、テーブルの周りに置かれたソファーに優しいお母さん、婆やと見たことのないおじさんがいた。
「あぁ、アイリス。この方は、今度この街に引越していらした、ヒトシ・マイヤー・ディケンズさん。奇術士というお仕事をして世界中をまわっていらっしゃるのですって」お母さんはにこやかにアイリスにおじさんを紹介した。
「ディケンズさん、私の娘のアイリスですわ」
「初めまして。アイリス・ヒルレイドです」
「おや!聡明な礼儀正しいお嬢様ですな!初めまして!アイリスお嬢さん」
おじさんはニコッと微笑み手をパチンと鳴らした。するとおじさんの手にはかわいらしい小さな陶器の人形が。
「お嬢さん、ビックリしたかい?こうやって私は世界中をまわってるのさ。この人形はお嬢さんに」
「まぁ!ありがとうございます!」
アイリスは少しはにかみながら受け取った。
「シオン、お前も挨拶しなさい」おじさんがふいに自分の後ろに声をかけた。「はい。お師匠さま」と、おじさんの陰からアイリスと同い年位だろう、色白の端正な顔立ちで少女のように可愛いらしい子どもがでてきた。どこと無くミステリアスな雰囲気。
黒い髪はアイリスより長く、漆黒の夜露に濡れたような目、朱い唇。
細い手足。
「大乗寺紫苑… ダイナって呼ばれてます。初めまして」
これが運命の出会いの始まり
…逃れられない宿命
そう、この時から歯車は周りだしたのだ
多分
生まれて初めての投稿です!
緊張! すごく仲の良い友達にしか作品みせたことないんですよ…
いつも続かなかったんですけど今回頑張ります。
評価はオブラートに優しく包んで貰えると嬉しいです。お願いばっかりですね… すいません。