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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第5章 平和な時間っていつくるの ?
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70話

少し遅れてしまいましたごめんなさい(´・ω・`)



 大型帆船に乗ったヒロは思った。


「すごい揺れるんだけど!」


「何当たり前の事言ってるの?」


「波なんてほぼ無いのにこんなに揺れるのかよ?ギルドマスター」


「ギルドマスターってなんか他人行儀だからメアリって呼んでよ、それとこれでも大型だから揺れない方よ?」


「マジかよ…」


 どうやら船の製造技術が未熟なせいかバランスがイマイチなのか向こうの世界感覚だと小型のボートに乗ってる気分である。


「もしかして船酔いしたの?」


「いやそこまでじゃないけど、メアリさん…伯爵の息子を見つけたらどうするんだ?」


「そうねぇとりあえず危険な事を伝えて、ヒロ達パーティーで調査するから戻ってもらう様にしてもらうしか」


「正直、話を聞く限りそれは無理じゃなかと思ってるんだが…」


「………」


 ヒロの発言に無言で困り顔をしてるメアリをその場に残してみんなの所へと向かった。


「おーい、何してるんだ?」


「ヒロ〜、食料いっぱい!」


「これだけの人数が乗ってるからな、それに遭難した時に食料の余裕がないと大変だからな」


「私とミーシャンの分じゃないの!?」


「全部食食べる気だっのか?アイテムバックにも入ってるのがあるから我慢してくれよ」


「は〜い!」


「そう言えば俺はどの部屋を使えばいいんだ?」


「奥の3部屋を私達で使ってもいいって〜」


「じゃあミーシャン、マリで一部屋…ティルで1部屋、俺で一部屋でいいか」


「え〜!」


 マリはいつもの如く駄々をこねたが、いつもの対応でマリとミーシャンが一緒の部屋に泊まる事を了承させた。


 ただアイテムボックスに入ってる料理を20品ほど放出する約束をさせられたのはヒロにとっても痛み分けとなった。


 

 それぞれの部屋で休息をとっている時、ヒロはクゥを普通のバックの方から出して、もふもふしていた。


「クゥ、船酔いしないか?」


「にゃ」


「うーん、大丈夫そうだけど…そうだ鑑定してみるか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 : クゥ(種族:猫)???

性別 : メス

年齢 : 1$5歳

戦闘系スキル

なし

魔法系スキル

???

生産系スキル

なし

技能系スキル

なし

特殊系スキル

???

ステータス

HP ?? MP ??

STR ??VIT ??INT ??

AGI ??DEX ??LUK??

状態:健康

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あからさまに…とりあえず健康みたいだから見なかった事にしよう!」


「にゃ〜」


「悪かったよ、大声出してこっちおいで」


「にゃぉ」


「そうだ、お魚食べるか?」


「にゃっ」


「とりあえず、ちょっとだけな」


 クゥがお魚を食べるのを眺めながら癒されるヒロであった。


 しかしその癒しの時間も終わりを告げた。


「ヒロ!そろそろ目的地付近だから上に来て!」


「クゥ、ごめんな」


「にゃ〜」


「この部屋にいてくれよ?一応ご飯そこに入れておくから」


「はぁ、マリ達も呼びに行くか」



 マリ達に声を掛けると何やら慌てていたが気にせず上に向かった。


 あたり一面、海で島も何もない。ヒロははじめての光景にドキドキと不安が入り混じる複雑な気持ちになった。


「それでメアリさん、伯爵様の息子は見つかりそうか?」


「今はなんとも」


「そうか…行方不明だとまずいよな?」


「まずいわね…」


「そうか…ティルに何か探索系の魔術聞いてみるか」


「ヒロ、聞いただけでそんな事出来ると?」


「まぁ、やるだけタダだからな」



 ティルが来るまで海上を眺めるヒロであった。


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