PS7話 〜 猫好きは母からなの ?〜
先週は投稿出来ずにすいませんでした(´・ω・`)
遅れましたがよろしくお願いします(・ω・*)
ヒロはクゥを撫でながら宿の部屋でまったりしていた。マリ、ティル、 ミーシャンも部屋へ来ていた。買い物してきた物を分けるらしい。
「これは、 ミーシャンちゃんのですねぇ〜♪」
「…ティルの…」
「これマリのでいい〜?」
「なんで俺の部屋でそんな事しているんだ?」
「だって〜、マリちゃんとミーシャンちゃんがいいって〜♪」
「…だめ?….」
「ヒロも気になるでしょ〜?」
「いや、特に気にならないそれに…異性がいるのに恥ずかしく無いのか?」
女性陣が分配しているのは下着なのだ。服なら百歩譲って分かるがそれらの物を男のいる前で出すのはどうかと思う。
マリが交渉してまとめて買ったらしく、それぞれ自分にあった物を選んだり、勧めたりしている。
「にゃ〜、にゃぉ」
「悪いなクゥ」
クゥが撫でるように催促してくるので、もふもふした。
「ヒロはクゥ様の事が好きだよねぇ〜?」
「…なでる?…」
「私も撫でるぅ?♪」
ヒロがこれほど猫好きになったのは、母親の影響がとても強い。
ヒロがまだ幼い頃のお話…
「また拾ってきたのかい?」
「え〜と、着いてきちゃったから…」
「う〜ん、でもこの前の子はどうするんだい?」
「あの子は…新しいお家に引き取られるのよ」
「そうなのかい?…いいよ」
「わぁ〜、あなた!大好きよ!」
「こらこら、ヒロが見てるよ」
「ヒロ君〜♪新しいにゃんこですよ♪」
その頃のヒロはまだ、今のような猫好きではなかった。
「にゃんこ」
「そうよ〜♪新しいにゃんこ♪」
「わぁー」
「こら!にゃんこをいじめちゃダメでしょ!」
「うぅぅ」
「ごめんねヒロ君、でもにゃんこをいじめると怖い事が起きるの」
「うん…」
母親が猫に愛情を注ぐのが当時のヒロは嫉妬していたのだ。それでもにゃんこを可愛いと思う事も多かったので少しずつ接する様になった。
母は時々巫女の手伝いをしていた、猫が周りにいるので猫巫女などと呼ばれていたのである。
母は猫にばかり構っていたが、その容姿と猫と遊んでいる姿が微笑ましく人気者でみんなに愛される人だったなぁ。
「またにゃんこ?」
「この子とっても賢いのよ〜、話してる言葉が分かるのよ!それにこの艶のある黒色可愛い!」
「むぅー、よしよし」
「にゃ〜♪」
「気持ちいい?」
「にゃ♪」
「もふもふ…」
「ふふふ、もふもふね♪」
「クゥ…」
「あら?この子の名前?♪」
「うん!クゥちゃん!」
「かわいい名前ね♪」
「クゥ〜!」
「にゃお♪」
ここからクゥと言う飼い猫が来て、他の猫達も母親と一緒に可愛がる日常が始まったのであった。




